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レシンク・ロボティクス社が閉鎖。その理由は何か?

ショッキングなニュースである。ロドニー・ブルックス氏が共同創設したリシンク・ロボティクス社が、突然閉鎖された。『ボストン・グローブ紙』が伝えている

同社は、コーロボットを早くから開発した先進的な会社で、何よりもアイロボット社の共同創業者であり、ロボット業界の第一人者でMITの有名教授でもあるブルックス氏が率いていた。

米時間10月4日夕刻には、まだウェブサイトが生きている。(www.rethinkrobotics.com)

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<イベント・レポート>『アマゾン・ピッキング・チャレンジ(APC)』<その1>1位はベルリン工科大学チームチーム

去る5月26〜27日の両日、シアトルでのロボット学会ICRA開催と並行して、アマゾン・ピッキング・チャレンジ(APC)が開かれた。世界から集まった30近いチームが、ロボットハンドのデクステリティー(器用さ)を競うというもの。

2日間の連続して各ロボットがチャレンジした結果、1位はベルリン工科大学のチームRBO(148点)、2位はマサチューセッツ工科大学のチームMIT(88点)、そして3位は米ミシガン州のオークランド大学とデータスピード社混成のチーム・グリズリー(35点)となった。賞金は1位2万ドル、2位5000ドル、3位1000ドル。

Robot - RBO

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コー・ロボットは、次の競争の舞台

人間の作業員に混じって仕事をするコー・ロボットは、産業ロボットの新たなカテゴリー。デンマークのユニバーサル・ロボッツ社、アメリカのリシンク・ロボティクス社、日本のカワダ・ロボティクス社など、この分野ではすでにいくつかの製品が知られている。

そこへ従来の産業ロボットのメーカーも次々に製品を投入するという。『シカゴ・トリビューン』が伝えている

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ロボットアームで3Dプリントする建造物

スウェーデンを本拠とする建設会社スカンスカと、イギリスのラフボロー大学の革新的製造および建設研究センター、有名な建築設計事務所であるフォスター・アンド・パートナーズが協力して、3Dプリントできる構造物のためのロボット装置やデザインを設計している。『アーキデイリー』が報じている

建物も3Dプリントできる時代に(

建物も3Dプリントできる時代に(http://www.lboro.ac.uk/より)

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ABBベンチャーズ社がパーシモン・テクノロジー社に投資

ABB社の投資部門ABBベンチャーズ社とバーウィンド・プライベート・エクィティー社が、パーシモン・テクノロジーズ社のシリーズB投資に参加、1400万ドルを投入した。『ロボティクス・ビジネス・レビュー』が伝えている

パーシモン・テクノロジーズ社の製品(http://www.roboticsbusinessreview.com/より)

パーシモン・テクノロジーズ社の製品(http://www.roboticsbusinessreview.com/より)

パーシモン・テクノロジーズ社は、半導体、LED、フラットパネル・ディスプレイ、ソーラー業界向けに真空ロボットやハイブリッド界磁形モーター技術を提供する。3D蒸着プロセスを用いたモーター部品の画期的な製造方法を開発し、高出力密度と製造効率化、コスト削減を可能にする。

同社は2011年に創設され、ボストンが拠点。日本電産サンキョー社の大気ロボット製品のアメリカ販売も担ってきた。もともとの開発は国立科学財団(NSF)の補助金を受けて行われたもの。パーシモン・テクノロジーズ社には、これまでインテル社、日本電産サンキョー社などが投資している。

「ロボットのソフトウェアとハードウェアは、今や60対40くらいの比重になっています」フランク・トービー氏インタビュー その<2>

フランク・トービー氏は、ロボット産業の動向を追うふたつのウェブサイト「ザ・ロボット・レポート」と「エブリシング・ロボティクス」でよく知られている。また、長年研究してきたロボット企業の業績調査を集大成した世界初のロボット産業の株価指数「ロボストックス(ROBO-STOX)」の創設者のひとりでもある。ロボストックは昨年、ナスダックに登録された。

その<1>に続いて、ロボストックスや、ロボット起業の様子をどう観察しているのかなどについて尋ねた。

ロボット株指数(ROBO-STOX)を構成する企業の業務分野(http://www.robostox.com/より)

ロボット株指数(ROBO-STOX)を構成する企業の業務分野(http://www.robostox.com/より)

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