ホーム・ロボットへの2つのアプローチ
本格的なホーム・ロボットは出てきそうで、やはりまだ時間がかかりそうである。だが、ホーム・ロボットの登場をどうにかして早めたいというロボットの関係者の気持ちが伝わってくる記事を2つ見つけた。
ひとつは、AIが家庭環境をバーチャルに学習できるビジュアル・プラットフォームの「AI2-THOR」。『IEEEスペクトラム』が伝えている。
本格的なホーム・ロボットは出てきそうで、やはりまだ時間がかかりそうである。だが、ホーム・ロボットの登場をどうにかして早めたいというロボットの関係者の気持ちが伝わってくる記事を2つ見つけた。
ひとつは、AIが家庭環境をバーチャルに学習できるビジュアル・プラットフォームの「AI2-THOR」。『IEEEスペクトラム』が伝えている。
シリコンバレーのネスト・ラボ社は、AI(人工知能)を備えたサーモスタットや煙探知機を開発する注目企業。同社は今年、32億ドルでグーグルに買収された。
ネスト社のサーモスタットは、ユーザーの生活パターンや温度設定の癖を理解して、ユーザーに合った室温を自動的に設定しながら、省エネも行うという優れものだ。
そんなインテリジェントな製品の背後にいるのが、ヨーキー・マツオカ氏だ。日本で生まれた女性のロボット研究者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)やカーネギー・メロン大学、ワシントン大学で研究を重ね、2007年には「天才賞」として知られるマッカーサー・フェローにも選ばれている。
ロボット技術は、今後どんな分野に応用されるのか。ロボット研究者としてユニークなキャリアを歩んできたマツオカ氏には、それが見えているに違いない。これまでの道のり、そしてロボットの未来についての見解を聞いた。
ロボットが身の回りに増えるにつれ、ロボットの行動についての規制も考えるべき課題だ。ワシントン大学の法律大学院のライアン・カロ教授は、まさにそうした新しい分野の法律を研究している。『ロボティクス・ビジネス・レビュー』が報じている。
サイバー・ローは、インターネットと法律が交わる領域で、カロ教授はコンピュータやインターネットとも異なる特質を持つロボットにも、独自の法律が必要になると説いている。同教授の論文ドラフトはここにあるが、「embodiment(データの形象化)」、「emergence(創発性、自律性)」、「社会的意味」という点から考察を進めるようだ。
同教授はフィードバックも歓迎するとのこと。
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