グーグルに買収されたメカ・ロボティクス社の道のり
グーグルに買収されたロボット会社のひとつ、メカ・ロボティクス社は、マサチューセッツ工科大学(MIT)のスピンアウトで、卒業生のアーロン・エドシンガーとジェフ・ウェーバー両氏によって2006年に共同創設された。
現在は、グーグルのロボティシスト・ディレクターという肩書きになっているエドシンガーのこれまでの道のりが、MITのサイトに出ている。
グーグルに買収されたロボット会社のひとつ、メカ・ロボティクス社は、マサチューセッツ工科大学(MIT)のスピンアウトで、卒業生のアーロン・エドシンガーとジェフ・ウェーバー両氏によって2006年に共同創設された。
現在は、グーグルのロボティシスト・ディレクターという肩書きになっているエドシンガーのこれまでの道のりが、MITのサイトに出ている。
ロボット業界の大ニュース。グーグルがロボット事業に乗り出し、日本のロボット開発会社シャフトを含むスタートアップ7社を買収したという。『ニューヨークタイムズ』が報じている。
シャフトは、東京大学情報理工学系研究科の情報システム工学研究所(JSK)からスピンアウトし、2012年に創設された会社。
同社は、今月末に予選が開かれるDARPAのロボティクス・チャレンジにも出場する予定で、すでに有望視されているが、この買収によってその賞金200万ドルを大きく上回る資金を受けることだろう。日本のロボット界にとっては、大きな刺激となるできごとだ。
自走車を開発してきたグーグルがロボットに進出するのは、ごく自然な動きとも言えるが、同社は他にもロボット会社を一気に買収したようだ。しかも、買収は秘密裏に過去半年ほどの間に次々と行ってきたという。記事は、その投資額の大きさから、消費者向けロボットではなく、製造用、ロジスティクス用のロボットが狙いではないかと見ている。
同社が買収したのは、以下7社:
さる10月11日に、カリフォルニア大学バークレー校で、同大学とスタンフォード大学のロボット研究者を中心にしたシンポジウムが開かれた。残念ながら、ロボニュースは取材に行けなかったが、その全記録ビデオがサイトに載っている。
ロボット開発に重要な技術研究の発表と並んで、すでにロボット製品を出している新興企業のプレゼンテーションもある。時間があれば、ぜひ見ていただきたい。セッションは4部に分かれているが、このプログラムのページから各スピーカーのプレゼンテーションに直接アクセスできるようになっている。
ロボニュースでは、最近話題になっている新興企業アンキ社(Anki)とレッドウッド・ロボティクス社のプレゼンテーションを見てみた。アンキ社は新しいタイプのゲームカーのメーカー、またレッドウッド・ロボティクス社はSRIとウィロー・ガレージ、メカ・ロボティクス社の合資で生まれ、ロボットアームを開発中とされているが詳細がまだ隠されている企業である。
SRI(スタンフォード・リサーチインスティテュート)インターナショナルは、政府機関や企業から受託して、先端技術に関わる研究開発やそのサポートを行う非営利組織である。シリコンバレーのメンロパーク市に拠点を持ち、研究開発内容は生物科学、医学、宇宙工学、素材産業、情報システム、コンピュータ科学、環境科学など多岐にわたっている。
ことに、ロボット開発の歴史は長く、現在もエンジニアリングR&D部門のロボティクス・プログラムに引き継がれている。有名な手術ロボットであるダ・ヴィンチが最初に開発されたのもここで、インテューイティブ・サージカル社は50社以上もあるSRIのスピンアウトのひとつである。
シリコンバレーのロボット業界の中心人物のひとり、SRIロボティクス・プログラムのディレクター、リチャード・マホーニー氏に、ロボニュースがインタビューした。
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