ロボットに代替されない才能は、実は極めた文系?
今や、将来確かな職業を得るためにはSTEM(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)分野が重要だと、アメリカでは幼児のオモチャにもプログラミンング要素が盛り込まれるようになるほど、STEM教育が加熱している。
ところが、『CNBC』がマーク・キューバン氏やグーグルの経営陣の話として、大学で「ロボット耐性」のある学問を修めようとするのならば、別の方向を見ろと伝えている。
今や、将来確かな職業を得るためにはSTEM(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)分野が重要だと、アメリカでは幼児のオモチャにもプログラミンング要素が盛り込まれるようになるほど、STEM教育が加熱している。
ところが、『CNBC』がマーク・キューバン氏やグーグルの経営陣の話として、大学で「ロボット耐性」のある学問を修めようとするのならば、別の方向を見ろと伝えている。
シリコンバレーのネスト・ラボ社は、AI(人工知能)を備えたサーモスタットや煙探知機を開発する注目企業。同社は今年、32億ドルでグーグルに買収された。
ネスト社のサーモスタットは、ユーザーの生活パターンや温度設定の癖を理解して、ユーザーに合った室温を自動的に設定しながら、省エネも行うという優れものだ。
そんなインテリジェントな製品の背後にいるのが、ヨーキー・マツオカ氏だ。日本で生まれた女性のロボット研究者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)やカーネギー・メロン大学、ワシントン大学で研究を重ね、2007年には「天才賞」として知られるマッカーサー・フェローにも選ばれている。
ロボット技術は、今後どんな分野に応用されるのか。ロボット研究者としてユニークなキャリアを歩んできたマツオカ氏には、それが見えているに違いない。これまでの道のり、そしてロボットの未来についての見解を聞いた。その<1>から続く。
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