150%伸びても機能する、極小の銀ナノワイヤー・センサー
ノース・カロライナ州立大学の研究者たちが、銀ナノワイヤーを用いたセンサーを開発した。ウェアラブルで多機能的なこのセンサーは、義足や義手などの人工器官、ロボット、タッチパネルなどに利用できるという。「フィズ」が伝えている。
センサー技術は、物理的な形状変化や電界偏向に基づいており、伸張可能なことが特徴。長さが150%伸びても機能には問題ないという。そのため、人間のひざなど曲面的な皮膚表面にも着けることができる。
開発を行った同大学機械および宇宙エンジニアリング学部のヨング・ズー准教授は、ユーザーの動きに反応してフィードバックを与えるような義足や、まわりの環境を感じるロボット、個人の動きをモニターしたり、身体的な状態を計測したりする服などに統合できると語っている。