グリシン氏の、ロボット・スタートアップへのアドバイス
ロシアで、一般消費者向けロボット開発を対象とするベンチャー・キャピタル、グリシン・ロボティクスを運営するディミトリ・グリシン氏が、『IEEEスペクトラム』のインタビューに応えて、ロボット・スタートアップへのアドバイスを与えている。ポイントは、もっと実践的、現実的にアプローチせよ、ということらしい。
グリシン氏のファンド規模は2500万ドル。すでにそのうちの600万ドルを8つのディールに投資した。その8社は以下だ:
ロシアで、一般消費者向けロボット開発を対象とするベンチャー・キャピタル、グリシン・ロボティクスを運営するディミトリ・グリシン氏が、『IEEEスペクトラム』のインタビューに応えて、ロボット・スタートアップへのアドバイスを与えている。ポイントは、もっと実践的、現実的にアプローチせよ、ということらしい。
グリシン氏のファンド規模は2500万ドル。すでにそのうちの600万ドルを8つのディールに投資した。その8社は以下だ:
ハードウェアのスタートアップを対象としたアクセラレーターが増えている。
アクセラレーターとは、経験のない起業家らを専門家がサポートし、失敗なく市場への道のりを歩めるようにしてくれる組織のこと。ソフトウェア開発では数多くのアクセラレーターがシリコンバレーを中心に運営されてきたが、それが今、ハードウェアの領域まで広がってきた。ハードウェアにはもちろんロボットも含まれる。
そうしたハードウェア・アクセラレーターのひとつ、ボストンのドラゴン・イノベーション社は、アイロボット社で製品開発担当やエンジニアリング担当の副社長などを歴任したスコット・ミラー氏らが共同創設した。プロトタイプはあっても、そこから製造までどうやって漕ぎ着けばいいのか、ミラー氏のもとにはそうした相談が数々やってくる。
ハードウェア・アクセラレーターとは、どんなサポートをしてくれるのか、ミラー氏に聞いた。
ロシアを拠点にするグリシン・ロボティクス社は、いち早くロボット分野への投資を目的に設立されたベンチャーキャピタルである。創設者のディミトリ・グリシン氏は、ロシアのインターネット会社Mail.Ruを設立した人物で、ロボットへの関心が高く、個人資産2500万ドルを元に投資を行っている。同氏についてはロボニュースでも以前取り上げたことがある。
グリシン・ロボティクスは、起業したばかりのスタートアップへのシード投資が中心で、対象は一般消費者向けのロボット会社。現在同社が投資しているスタートアップには、ナノサティスファイ社(極小衛星を製造)、ロボッツアップス社(ロボットのためのアップ・ストアー)、ダブル・ロボティクス社(iPadを利用したテレプレゼンス・ロボット開発)、スヴィヴル社(被写体に合わせて動くビデオ・キャプチャ技術開発)、ボルトio(ハードウェア・インキュベーター)などがある。
先頃『ロボビジネス2013』会議に参加し、いくつかのパネルでモデレーターも務めていた同社の事業開発ディレクター、ヴァレリー・コミッサロヴァ氏に、グリシン・ロボティクス社の投資ビジョンなどを尋ねた。
先週10月23〜25日に、シリコンバレーのサンタ・クララで『ロボビジネス2013』会議が開かれた(EHパブリッシング主催)。同会議は今年で10回目を迎えた。
今回の会議は、初日のワークショップとその後2日間のセッションで構成されており、後者は事業開発、新市場と応用、実現技術、設計と開発の各テーマに分かれていた。その様子を数回に分けてお伝えしよう。
初日の「キックスタート・ワークショップ」は、ロボット企業の起業ワークショップである。どのようにロボットのアイデアを売れるビジネスにするのかを、経験者、ベンチャーキャピタル、そして最近増えているハードウェア起業のためのサポート会社、マーケティング関係者が話し合った。
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