ヴェスパのメーカーから、荷物運びの車輪型ロボット
ヴェスパで知られるイタリアの二輪車メーカー、ピアッジオ・グループ社が車輪型ロボット「ジータ(Gita)」を開発した。ラストマイル配送にも使えるロボットが、またひとつ増えた。
ヴェスパで知られるイタリアの二輪車メーカー、ピアッジオ・グループ社が車輪型ロボット「ジータ(Gita)」を開発した。ラストマイル配送にも使えるロボットが、またひとつ増えた。
今年たまってしまったイベント・レポートのまとめをお送りする第4回。5月にサンフランシスコで開催された『ソリッドコン(SolidCon)』についてお伝えしよう。
ソリッドコンは、オライリー・メディアが開催した新しい会議。いわゆるIoT(インターネット・オブ・シングズ)と企業レベルのメイカー的開発、ロボットなどを混ぜ合わせた内容で、今年開かれたイベントの中でも最もおもしろかったもののひとつだ。
テクノロジー関連出版社で、次々と興味深い会議も開催するオライリー・メディアが、5月21〜22日に『ソリッドコン』を開催する。
ソリッドとは「固まり」の意。つまりハードウェアだ。オライリーが推進してきたメーカー・ムーブメントに加え、昨今話題のウェアラブル、モノのインターネット化、そしてロボットがテーマとして含まれるようだ。
ロドニー・ブルックスが基調講演を行い、その他にもMITメディアラボ関係者や、デザイン会社IDEO関係者らが参加する模様。グーグルに買収されたボット&ドリー社のプレゼンテーションもある。
ロボット業界の大ニュース。グーグルがロボット事業に乗り出し、日本のロボット開発会社シャフトを含むスタートアップ7社を買収したという。『ニューヨークタイムズ』が報じている。
シャフトは、東京大学情報理工学系研究科の情報システム工学研究所(JSK)からスピンアウトし、2012年に創設された会社。
同社は、今月末に予選が開かれるDARPAのロボティクス・チャレンジにも出場する予定で、すでに有望視されているが、この買収によってその賞金200万ドルを大きく上回る資金を受けることだろう。日本のロボット界にとっては、大きな刺激となるできごとだ。
自走車を開発してきたグーグルがロボットに進出するのは、ごく自然な動きとも言えるが、同社は他にもロボット会社を一気に買収したようだ。しかも、買収は秘密裏に過去半年ほどの間に次々と行ってきたという。記事は、その投資額の大きさから、消費者向けロボットではなく、製造用、ロジスティクス用のロボットが狙いではないかと見ている。
同社が買収したのは、以下7社:
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