CES 2015ではどんなロボットが出現したか、のまとめ
1月初頭に開催された今年の「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES 2015)」では、数々のロボットが登場した、と聞く。ロボニュースは残念ながら行けなかったのだが、遅ればせながら、気になっていたそのロボットたちを探してみた。写真を中心にしてご紹介しよう。
1月初頭に開催された今年の「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES 2015)」では、数々のロボットが登場した、と聞く。ロボニュースは残念ながら行けなかったのだが、遅ればせながら、気になっていたそのロボットたちを探してみた。写真を中心にしてご紹介しよう。
『シンギュラリティー・ハブ』で、人間よりもロボットの方がいいと思う日がそのうちやってくると、ピーター・ディアマンディス氏が書いている。
同氏は、最先端テクノロジーに関するセミナーを企業関係者向けに開催するシンギュラリティー・ユニバーシティーの主宰者の1人で、またコンテスト形式でテクノロジーの進歩を促進するXプライズ財団の会長兼CEOである。
先だってお伝えした、スータブル・テクノロジーズ社の謎の店。本当にショップがオープンしたようだ。『IEEEスペクトラム』が伝えている。
ウィロー・ガレージの創設者で、テレプレゼンス・ロボットのビームを開発するスータブル・テクノロジーズ社のCEOであるスコット・ハッサン氏の動向については、少し前にご報告した。メンロパークにスタートアップ村を計画し、土地を購入しているという話題だ。
先日、ロボニュースが歩いていると、スータブル・テクノロジーズ社が入居を予定しているらしい店舗スペースを見かけた。スタンフォード大学のお膝元のパロアルト目抜き通りのユニバーシティー・アベニュー沿いである。メンロパークの隣町だ。
アドエージが、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に出展されていた8種類のロボットを、手短かにビデオにまとめている。どれがいいかの投票だ。
窓ふきをしてくれるロボットや、スフェロの新モデルも映っている。バーベキュー大国のアメリカだけあって、使用後のグリルを掃除するロボットもある。よく見ると、テレプレゼンス・ロボットのビームに抱きついている人がいたりして、笑える。
ただ、日本のクローラー・ロボットについては、ナレーターは「楽しくはないな」などと言っていて、日本でこの手のロボットが開発されている背景を知らなさそう。消費者向けロボットを探す目には、確かにわからないかもしれない。
ここに出ているロボットは以下:
・ウィンボット(窓ふきロボット)
・グリルボット(バーベキューのグリルを掃除)
・クローラー・ロボット(日本のトピー工業社製)
・FURO-S(レストランで注文を取ったりするサービス・ロボット)
・パロ(日本生まれの癒し用アザラシ・ロボット)
・プレオ(学習する赤ちゃん恐竜ロボット)
・スフェロ(高速走行するおもちゃロボット)
・ビーム(テレプレゼンス・ロボット)
テレプレゼンス・ロボットを開発するスータブル・テクノロジーズ社。同社のビームは、去年10月の「ロボビジネス2013」会議会場をウロウロしていたが、ラスベガスで開かれているCES(コンシューマー・エレクトロニクスショー)会場にも出現しているようだ。「フォーブス」が伝えている。
同記事では、実際に記者がビームでCES 会場を見て回る体験が伝えられている。「見て回れても、ビームで人を取材するのは無理」とか「近くに寄って見るのが時に難しい」、テクノロジー関係者が集まるこの展示会でも「近づくと驚かれる」といったような感想が書かれている。競合のアイロボット社のブースでは追い出されたとのこと。
『ロボビジネス2013』会期中は、隣接する展示会場で70社近いロボット・メーカー、部品メーカー、スタートアップ、関連出版社などが出展していた。
何と言っても目立ったのは、会場入り口に大きなブースを構えていたスータブル・テクノロジーズ社。この会議のゴールド・スポンサーでもあり、またここに来られない関係者にテレプレゼンス・ロボットのビームをレンタルしていたこともあり、何かと目立つ存在だった。
来週シリコンバレーでは、『ロボビジネス2013』という面白い会議が開かれる。ロボニュースも取材に出かける予定だが、遠隔地からでも展示会を中心に見られる方法があるようだ。
それは、スータブル・テクノロジーズ社のテレプレゼンス・ロボット「ビーム」で参加するという方法。10月21日までに申し込めば、参加費は50ドル。それ以降は100ドル。会場には50台のビームを持ち込むとのことで、早い者勝ちだ。
これに参加すれば、Expo(展示会)とショーケース(スポンサー企業のプレゼンテーション)の様子を見られる上、ビーム体験ができる。『IEEEスペクトラム』によると、ビームの稼動時間は以下。レセプションとショーケース、Expoが中心で、残念ながら会議自体への入場は無理そうだが、それでも参加者に話しかけたりもできるはずだ。
・10月23日(水)午後6〜8時(レセプション)
・10月24日(木)午前8時〜午後12時(Expoのみ)/午後12時〜5時半(Expo)/午後5時半〜7時半(レセプション)
・10月25日(金)午前8〜10時(ショーケース)
この会議は、ロボット産業が今後ビジネスとして飛躍していくために何が必要かなどを語り合うもの。参加すれば、必ずや収穫があるはず!
申し込みは、ここから。
ご存知の方も多いと思うが、ここ最近のロボット界の大ニュースは、ウィロー・ガレージのほとんどのスタッフがスータブル・テクノロジーズ社に吸収されることになったというもの。
もともと、スータブル社こそ、ウィロー・ガレージのスピンアウトのひとつだったのだが、母体がスピンアウトに吸収されるというわけだ。スータブル社は、テレプレゼンス・ロボット「ビーム(Beam)」を開発している。
ウィロー・ガレージを創設し、スータブルのCEOも務めているスコット・ハッサンが『IEEEスペクトラム』でインタビューに答えて、今回の吸収の背景を語っている。その内容を紹介しよう。
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