家庭用、庭用ロボット市場は、2019年に29億ドルに。ABIリサーチの予測
調査会社のABIリサーチ社が、家庭用ロボット、庭用ロボットに関する市場調査を行っている。そのレポートが『Robotics, Automation and Intelligent Systems Market Research』調査のひとつとしてまとめられている。
その一部が公開されているのでご紹介しよう。
調査会社のABIリサーチ社が、家庭用ロボット、庭用ロボットに関する市場調査を行っている。そのレポートが『Robotics, Automation and Intelligent Systems Market Research』調査のひとつとしてまとめられている。
その一部が公開されているのでご紹介しよう。
ロボット業界の動向に詳しく、現在調査会社ABIリサーチのロボット部門実務ディレクターであるダン・キャラ氏が、ブログでアンバウンデッド・ロボティクス社閉鎖に関する考察を書いている。
それによると、同氏も、会社を創設して製品まで発表しているのに、それに先立って資金を調達できないという条件があったというのは腑に落ちないとしている。他に何らかの理由があるのだろうということだ。
その上で、いくつかの説を挙げている。
先だってマテリアル・ハンドリング(生産、物流における原材料、完成品などの移動)現場における、先端的ロボットについてのウェブキャストが行われた。講師は、ロボット業界の調査会社ミリア社のダン・キャラ氏で、主催は『ロボティクス・ビジネス・レビュー』。
キャラ氏は、生産現場をフレキシブルにし、効率を上げるために、現在は新しいタイプのロボットが次々と出てきていると語り、その領域でどんな製品があるのかを解説した。その中で、最近はグリッパー分野でもイノベーションが盛んになっているという。
『ロボビジネス2013』の基調講演は、業界の現状、課題などを知る上で有益な内容が豊富にあった。その中から、いくつかのポイントを紹介しよう。
『われわれは誰だ、これからどこへ向かうのか(What Are We? Where are We Going?)』と題した講演で、調査会社ミリアのダン・キャラ氏は、産業ロボット、サービス・ロボットのいくつかの分野での現状を分析した。
産業ロボットでの市場は現在260億ドルで、年間の出荷ユニット数は16億。これに対して、消費者向けロボット市場は12億とまだ小さい。しかも家庭用ロボットでの成長はほとんど見られず、ビジネスモデル上の問題があるのではないかと言う。この領域で最も大きな売上を持つのはアイロボット社で、これまでお掃除ロボットのルーンバを1億台売った。技術、マーケティングの点で必要とされるロボットを作った会社が成功し、また業界全体に大きな飛躍をもたらすことになる。
同氏がロボット市場を分類した次のスライドは多いに参考になる。
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