3本目のアームがあれば? ジョージア工科大学の開発
ドラマーに3本目の腕があれば、どんな演奏ができるだろうか。『IEEEスペクトラム』が、ジョージア工科大学ギル・ワインバーグ教授の研究所で開発したそんなアームについて伝えている。
ドラマーに3本目の腕があれば、どんな演奏ができるだろうか。『IEEEスペクトラム』が、ジョージア工科大学ギル・ワインバーグ教授の研究所で開発したそんなアームについて伝えている。
昨今はMOOCが人気だ。MOOC(=Massive Online Open Course)とは、インターネットで公開されている授業である。大学レベルのものがほとんどだが、中学生や高校生レベルのものもある。
MOOCは最近どんどん科目が増えてきて、ロボットやAIの基礎に関するものもある。その中から人気のあるもの、受講者たちの間で推薦されているものを挙げてみよう。
ジョージア工科大学で、人間のミュージシャンと一緒にジャム・セッションができるロボットが開発されている。『ワシントン・ポスト』が伝えている。
『ビジネス・インサイダー』が、アメリカ国内の大学の中からロボット研究を志す学生のために優れた10校を選んでいる。下記がそのラインアップ:
テレプレゼンス・ロボットについては、ロボニュースも何度か紹介してきたが、『ニューヨーク・タイムズ』が消費者に手の届く値段に近づいたビーム・プラスを取り上げながら専門家の意見も掲載している。参考になるので、紹介しておこう。
片腕をなくしたドラマーが、ロボット・アームの義手によって演奏を再開し、さらに人間の技能を超えるドラミングをするのを実現した。『IEEEスペクトラム』が伝えている。
ジョージア工科大学で、人間の筋肉の動きをロボットに察知させて動きを調整する研究が行われている。「IEEEスペクトラム」が伝えている。
この研究では、腕にセンサーを着けた人が機械のレバーを操作する際、動きを止めようとすると筋肉の硬化をロボットが認識してレバーの抵抗力を上げる。逆に動かそうとする際には腕の両側の筋肉がどう弛緩し硬化しているかを認識して、それに合わせてレバー側の滑らかさを調整する。
これまでロボットはそれ自体の中で完結して設計されてきたが、この研究はロボットに人間の次の動きを察知させることで、よりヒューマン・フレンドリーなロボットが開発できるとしている。
研究のプレスリリースはここ。
数々のスピンオフ企業を出したウィロー・ガレージ。その最後のスピンオフがアンバウンデッド・ロボティクス社だ。創業者4人は、すべてウィロー・ガレージの出身者。そのたった4人が、1年足らずの間に1本アームのロボットUBR-1(ユーバー・ワン)を開発して、関係者を驚かせた。同社のオフィスを訪ねて、今後の計画などについて聞いた。(UBR-1発表時の参考記事はここに。)
ジョージア工科大学のヒューマンファクターと高齢化ラボが、用途や利用者の年齢層によってロボットに期待される顔がどう異なるのかを調査した。
それによると、高齢者は人間的な顔をしたロボットを好む傾向が高く、また労働を行うロボットはロボット的な顔がふさわしいと感じる傾向が高いという。
調査は、ロボットに期待されている下のような4種類の役割に従って行われた。またロボットの顔は、「ロボット型」「人間型」「ミックス型」の3種類に分類できるようなさまざまなタイプが選択肢として与えられた。結果は次の通りだ。 続きを読む
ジョージア工科大学バイオメディカル・エンジニアリング学部の研究者は、障害物の向こうにあるモノに手を伸ばして探り当てるロボット・アーム技術を開発した。
このアームは、コンピュータ・ビジョンとアーム全体に取り付けられた触覚センサーによって、障害物の間を通過する際には硬度を下げながら、目的に到達する。これまでの堅いアームでは、障害物に接触しないことが重要だったが、硬度を下げるアクチュエータと表面全体に付けられたセンサーによって、接触してもモノを倒したり、ダメージを与えたりしない。あらかじめ障害物の環境モデルを知っている必要もないという。
実際のアームを使った実験とシミュレーションの両方で、草むら、コンクリートブロック、部屋の散らかりなどの間を縫って目的物にリーチし、そうする間に障害物を曲げたり、脇によけたり、回転させたりしたという。
この技術がさらに進化すれば、障害物を乗り越えた救援や病人の介護に使えるようになると期待されている。下のビデオでは、狭いところに手を伸ばすアームの様子と、身体の不自由な人に優しい手で毛布をかける様子が見られる。
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