キネクトが、製造中止に。一方、インテルは……
マイクロソフトが、キネクトの製造を中止したという。『ファスト・カンパニー』が伝えている。
キネクトは2010年にデビューし、これまで3500万台を売り上げたとされる深度カメラと音声認識マイクロフォンの統合デバイスだ。だが、マイクロソフトは、現在の在庫がなくなっても、さらに製造することはないという。
マイクロソフトが、キネクトの製造を中止したという。『ファスト・カンパニー』が伝えている。
キネクトは2010年にデビューし、これまで3500万台を売り上げたとされる深度カメラと音声認識マイクロフォンの統合デバイスだ。だが、マイクロソフトは、現在の在庫がなくなっても、さらに製造することはないという。
バーチャルな三次元世界をどっぷりと体験できるヘッドマウント、オクルスリフトは、ゲーム開発者たちの間で超注目のアイテムだが、このインターフェイスはロボットの操作にも使えるようだ。
NASAジェット推進研究所(JPL)では、オクルスリフトとキネクト2を用いて、ロボットアームを操作する方法を開発中。いずれ、宇宙探索で使えるのではと期待している。「エンドガジェット」が伝えている。
先だって、アップルが3億5000万ドルで買収したイスラエルのスタートアップ、プライムセンス社は、ロボットにも技術を提供している。『ロボハブ』が伝えている。
プライムセンス社の3D深度センサー技術は、3Dシステムズ社のセンス3Dスキャナーや、クァルコム社の子会社ヴフォリア社のスマートテレイン、そしてマイクロソフトのキネクトにも使われている。
そしてロボットでは、アイロボット社のテレプレゼンス・ロボットのアヴァだ。このナビゲーション・システムの中で使われているという。価格が手頃なため、今後も応用の可能性が広いという。
プライムセンス社のサイトには、アメリカのスタートアップやフランスロボット研究所の例が、アヴァと共に掲載されている。
話題のロボットUBR-1について、『IEEEスペクトラム』誌が開発者のインタビューを掲載している。UBR-1は、ウィロー・ガレージの最後のスピンオフであるアンバウンデッド・ロボティクス社(創設2013年1月)が先頃発表したもの。インタビューには、同社のメロニー・ワイズ(CEO)、マイケル・ファーガソン(CTO)、デレク・キング(主任システムズ・エンジニア)、エリック・ディーア(主任機械エンジニア)が答えている。その抄訳をお届けしよう。
コーネル大学のロボット学習ラボのパーソナル・ロボティクスグループの研究者たちが、マイクロソフトのキネクトを利用して、特定の状況における人間の動作の流れをロボットに学習させている。
研究者たちは、たとえば歯を磨いたり、シリアルにミルクを注いだり、薬瓶を開けたりといった活動をおこない、各活動に際して45秒のキネクト・データを記録、それをロボットにコンパイルして、各活動に伴う動作を理解させるようにした。
そうして学習したロボットは、人間がある動作を行うと、次の動作を予想して手助けに出てくる。ビデオでは、鍋を持ち上げて冷蔵庫へ向かおうとすると、冷蔵庫のドアを開けてくれたり、カップを差し出すと飲み物を注いでくれたりするロボットの様子が撮られている。
こんなロボットなら、誰かさんよりはよほど気が利くかも。本能的とも言える反応を可能にすることは、AI研究にとっては重要な進歩という。
コーネル大学では、このコードを他の研究者も活用できるようオープンに公開している。
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