ドローンは在庫管理にも使える
ドローンは今、ホビイストの領域を超えて産業での用途を求めているところ。警備、農業、撮影など明らかな利用方法以外に何に使えるのか、多くの人々が頭をひねっているところだ。
ドローンは今、ホビイストの領域を超えて産業での用途を求めているところ。警備、農業、撮影など明らかな利用方法以外に何に使えるのか、多くの人々が頭をひねっているところだ。
アマゾンは先頃、カリフォルニア州トレーシーにある最新設備の配送センターの様子を公開した。それを『ニューズウィーク』が伝えている。
ロボットエコノミクスが、ドローンによる配送は実現可能かどうかを考察している。アマゾンだけでなく、DHLもテストを開始、またドローンのスタートアップであるサイファイ・ワークスも、配達を5年以内に目論んでいるという。
この記事では、スイス工科大学(ETH)チューリッヒ校のラファエロ・ダンドレア教授の話を引用している。同教授は、ドローンによる配達コストは、1回あたり20セント(約24円)と計算しているという。
アマゾンは、配送のためのロジスティクスの最大限効率化にいつも注力していることで知られる。配送センター内で棚を持ち上げて、箱詰め作業員のもとまで運ぶロボット技術を開発したキヴァ・システムズ社を、2012年に買収したのもご存知だろう。
しかし、今でも棚から目的の商品を自動的に取り出すピッキング技術は、ロボット業界でも難問中の難問。そこで、アマゾンはこのピッキング・ロボットの開発者を対象とした「第1回アマゾン・ピッキング・チャレンジ』というコンテストを開催するという。チャレンジは、来年シアトルで開催されるICRA 2015(5月26〜30日)で行われる予定。
2013年にはロボット関連のオンラインでの求人数が45000件あり、これは前年度比13%増という。ウォンテッド・アナリティクス社の調べ。『ロボット・レポート』が伝えている。
「グーグル、アップル、アマゾンなどの大企業がロボットへ手を出していることは何を意味するのか?」という問いを、『ロボハブ』が専門家たちに投げかけている。その中から、いくつかの意見を要約で紹介しよう。
アマゾンがドローンを使って30分以内の配送を計画していることが明らかになった。うまくできたビデオを観た方も多いだろう。
それならと、球体ロボットおもちゃのスフェロが、パロディーのビデオを作っている。その名も、ドローンによるアマゾン・プライムエアに対抗して、アマゾン・プライムグラウンド。配送センターからスフェロが荷物を取り出し、目的地まで引きずっていく。
少々無理のありそうな構想だが、楽しいビデオ。アマゾンは、スフェロの販売パートナーとなっているとのことで、こんな夢想もありだ。
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