リシンク・ロボティクス社が、新たに2700万ドルを調達
『ザ・ロボット・レポート』によると、バクスターを開発したリシンク・ロボティクス社が、新たに2700万ドルを調達。これまでのベンチャー投資総額は、6ラウンドで約1億ドルになった。『ボストン・グローブ』紙が最初に報じた。
『ザ・ロボット・レポート』によると、バクスターを開発したリシンク・ロボティクス社が、新たに2700万ドルを調達。これまでのベンチャー投資総額は、6ラウンドで約1億ドルになった。『ボストン・グローブ』紙が最初に報じた。
今年行ったイベントのたまっていたレポートをお伝えする第9回。今回は9月末にシリコンバレーのサンホセで開かれた『コラボラティブ・ロボット国際ワークショップ』についてご報告。
コラボラティブ・ロボットというのは、現在注目が集まる「人間と一緒に仕事をするロボット」のこと。別名「コー・ロボット」とも呼ばれるものだ。
今年たまってしまったイベント・レポートのまとめをお送りする第4回。5月にサンフランシスコで開催された『ソリッドコン(SolidCon)』についてお伝えしよう。
ソリッドコンは、オライリー・メディアが開催した新しい会議。いわゆるIoT(インターネット・オブ・シングズ)と企業レベルのメイカー的開発、ロボットなどを混ぜ合わせた内容で、今年開かれたイベントの中でも最もおもしろかったもののひとつだ。
アマゾンは、配送のためのロジスティクスの最大限効率化にいつも注力していることで知られる。配送センター内で棚を持ち上げて、箱詰め作業員のもとまで運ぶロボット技術を開発したキヴァ・システムズ社を、2012年に買収したのもご存知だろう。
しかし、今でも棚から目的の商品を自動的に取り出すピッキング技術は、ロボット業界でも難問中の難問。そこで、アマゾンはこのピッキング・ロボットの開発者を対象とした「第1回アマゾン・ピッキング・チャレンジ』というコンテストを開催するという。チャレンジは、来年シアトルで開催されるICRA 2015(5月26〜30日)で行われる予定。
ボストンを中心とするマサチューセッツ州は、アメリカのロボット開発の集積地のひとつとして知られている。同州がさらに開発力を強化することに乗り出していると『エクスコノミー』が伝えている。
今回新設が計画されているのは、マスロボティクス(MassRobotics )という名前のインキュベーター。非営利組織として、ロボットのスタートアップが作業できる共同オフィスを運営する。オフィスの賃貸料は徴収されるようだが、製作のための道具やテスト用機器にアクセスできるようだ。さらにここは、大学、スタートアップ、投資家、政府、大企業などの間を取り持ち、共同作業や交流ができるよう促進するとのこと。場所はケンブリッジの郊外のアレワイフ。
今回の『ロボビジネス2014』展示場には、80社近いロボット関連会社が出展していた。目立ったのはヨーロッパからの参加。また、ロボット開発をサポートするテスト施設、設計・製造支援会社なども見られ、現在のロボット業界の幅広さが感じられた。
以下に会場で見かけたロボットをご紹介しよう。
シリコンバレーのネスト・ラボ社は、AI(人工知能)を備えたサーモスタットや煙探知機を開発する注目企業。同社は今年、32億ドルでグーグルに買収された。
ネスト社のサーモスタットは、ユーザーの生活パターンや温度設定の癖を理解して、ユーザーに合った室温を自動的に設定しながら、省エネも行うという優れものだ。
そんなインテリジェントな製品の背後にいるのが、ヨーキー・マツオカ氏だ。日本で生まれた女性のロボット研究者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)やカーネギー・メロン大学、ワシントン大学で研究を重ね、2007年には「天才賞」として知られるマッカーサー・フェローにも選ばれている。
ロボット技術は、今後どんな分野に応用されるのか。ロボット研究者としてユニークなキャリアを歩んできたマツオカ氏には、それが見えているに違いない。これまでの道のり、そしてロボットの未来についての見解を聞いた。
アメリカもロボットが大流行しそうな気配。そんな中、『ビジネス・インサイダー』が今注目すべきロボット関係者15人を選んでいる。
以下がその人選だ。
ビジネス誌の『ファスト・カンパニー』が、最もイノベーティブなロボット会社10社を選んでいる。家庭用、産業用、軍事用とロボットはいろいろ。
以下がラインアップだ。
バクスターを開発するリシンク・ロボティクス社のビジネスモデルとテクノロジーなどをまとめたケース・スタディーが、今年6月に出ていた。スタンフォード大学の機械エンジニアリング学部の二人の教授がまとめたもの。
但し書きとして、「この論文は、ビジネス面での効果的な戦略を考察するものではなく、学生との論議のベースとなることを目的としている」と記されているが、内容はいろいろ参考になるので、ぜひ目を通されることをお勧めしたい。
概要をお伝えすると、ケース・スタディーでは、会社の沿革、資金調達、経営陣、製品のテクノロジーの他にも、会社としての戦略、今後の可能性、競合などに触れている。
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