カテゴリー: 産業用ロボット
2013/12/17
数々のスピンオフ企業を出したウィロー・ガレージ。その最後のスピンオフがアンバウンデッド・ロボティクス社だ。創業者4人は、すべてウィロー・ガレージの出身者。そのたった4人が、1年足らずの間に1本アームのロボットUBR-1(ユーバー・ワン)を開発して、関係者を驚かせた。同社のオフィスを訪ねて、今後の計画などについて聞いた。(UBR-1発表時の参考記事はここに。)
アンバウンデッド・ロボティクス社のオフィスで。立っているのが、CEOのメロニー・ワイズ。
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2013/12/15
「ボストン・グローブ」紙が、リシンク・ロボティクス社でのレイオフを伝えている。
記事によると、リシンク・ロボティクス社は90人いた従業員のうち21人をカットした。同社は、工場で人と並んで働くロボットとして知られるバクスターを開発、製造する。創業したのは元MIT教授のロドニー・ブルックス氏だ。
リシンク・ロボティクス社のバクスター(http://www.rethinkrobotics.com/より)
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2013/12/15
ロボティクス・チャレンジ(DRC)まで4日となり、DRCのサイトにも新情報が続々とアップされている。その中に、おもしろいビデオが3本。
下は、チーム・ヴィガー(Team ViGIR)がアトラスを迎えるにあたって、ラボをセットしているところ。途中から箱に入ったアトラスが取り出される様子がわかる。
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2013/12/14
いやはや驚きのニュース。グーグルがあのボストン・ダイナミックス社を買収したとのことだ。『ニューヨーク・タイムズ』が報じている。
ボストン・ダイナミックス社は、重い荷物を載せて4本脚で歩くビッグ・ドッグでよく知られるロボット開発会社。来週のDARPAロボティクス・チャレンジにもヒューマノイド・ロボットのアトラスを提供する、アメリカのロボット業界の代表的存在だ。
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2013/11/30
リサーチ・アンド・マーケット社が発行した調査報告書『世界のマシーン・ビジョン市場2012-2016』によると、同市場は2012年から2016年まで年々平均9.4%ずつ成長していくという。
成長を促進しているのは、製造などの産業部門以外の運輸、セキュリティーおよびサーベイランス、軍事および国防、交通管理といった分野だという。ただ、専門家の数が不足しているため、需要や必要性に応じた技術の施行が進んでいないという。
報告書では、バスラー社(ドイツ)、コグネックス社(アメリカ)、テレダイン・テクノロジーズ社(アメリカ)を中心にこれらの企業について触れられている。報告書の価格は2500ドル。
『ロボハブ』の関連記事はここ。
2013/11/24
『ニューヨーク・タイムズ』と雑誌『アトランティック』に数々のロボットの写真が掲載されている。
22歳の発明家が製作したロボット「ミスター・ジョン・キロワット・オーム」は、歩き,話し、タバコを吸い、火を噴いたという。(www.nyt.comより)
前者は、1920年代後半から作られていたいろいろなヒューマノイド型ロボットについての記事。ロンドンのモデル・エンジニア協会の展示会に登場したロボット「エリック」は、手を挙げて観衆に静粛を求めた後、聞きづらいスピーチを行い、そして着席したという。ウェスティングハウス社は、人間の声に従う「ミスター・テレヴォックス」や「エレクトロ」を製作。タバコを吸ったり口笛を吹いたりしたらしい。それでも、この当時のロボットが後に単純作業を行うようになる産業用ロボットのきっかけとなったと記事は述べている。
こちらにスライドショーがある。
後者の記事は、ここ最近のロボット開発を写真で示すもの。軍事用、救援用、介護用、コンパニオン用、宇宙探索用など多種多様。日本のロボットも数台出ている。クウェートのラクダ・レースでは、背中に載っているのがロボット騎手で、トレーナーが後続する車の中から操作しているとか。
クウェートのラクダ・レースで使われているロボット騎手(http://www.theatlantic.com/より)
一体このロボット騎手は、ラクダの背中をポコポコ叩いているのだろうか……、と思って調べてみたところ、中東ではラクダ・レースによく使われているとのこと。従来は、歳もいかない少年の騎手が多かったが、体重を抑えるためにまともな食事もさせてもらえないことがほとんどで、10年ほど前から少年騎手は禁止されるようになったという。その代わりを務めているのがロボット騎手だ。手綱を引き、鞭を振るうらしい。
2013/11/22
最近、ロボット関連のスタートアップが新たな資金を調達したというニュースをよく耳にするようになった。出資するのは、ベンチャー・キャピタルが中心のようだ。それらをまとめてみよう。
モノレール上を走行してソーラーパネルの向きを変えるキューボティックス社のロボット(www.qbotix.comより)
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2013/11/20
ロボット産業の株価を追跡するロボット株指数が、ナスダックで正式にリストされた。ローンチされた11月12日には、それを記念してユニバーサル・ロボッツ社のUR5がナスダックの終了ベルを鳴らした。
ロボット株価指数がスタート。ユニバーサル・ロボッツ社のビデオから
BBCのニュースでインタビューに応えるロボストックス社CEOのボブ・ウィルソン氏によると、『ハードウェア、ソフトウェアの発展によって、ロボットが生産的なツールになり、機が熟した」とのこと。
現時点では、産業用、家庭用、軍事用、医療用ロボット、ドローン開発企業77社の株価から算出する。この指数は今後、ロボット産業の発展や健康度を測るベンチマークとなる。
これを伝える『フォーブス』誌の寄稿記事によると、2012年には1億8970万ドルのベンチャー・キャピタル資金がロボット企業に注ぎ込まれたという(Hizook調べ。100万ドル以下は除外)。また、クラウド・ファンディングのインディーゴーゴーでは、ハードウェア関連で資金調達しようとするプロジェクトは、2013年は前年度から100%増え、調達した資金は1000%増加したという。
ローンチのビデオはここに。
2013/11/18
さる10月11日に、カリフォルニア大学バークレー校で、同大学とスタンフォード大学のロボット研究者を中心にしたシンポジウムが開かれた。残念ながら、ロボニュースは取材に行けなかったが、その全記録ビデオがサイトに載っている。
ロボット開発に重要な技術研究の発表と並んで、すでにロボット製品を出している新興企業のプレゼンテーションもある。時間があれば、ぜひ見ていただきたい。セッションは4部に分かれているが、このプログラムのページから各スピーカーのプレゼンテーションに直接アクセスできるようになっている。
ロボニュースでは、最近話題になっている新興企業アンキ社(Anki)とレッドウッド・ロボティクス社のプレゼンテーションを見てみた。アンキ社は新しいタイプのゲームカーのメーカー、またレッドウッド・ロボティクス社はSRIとウィロー・ガレージ、メカ・ロボティクス社の合資で生まれ、ロボットアームを開発中とされているが詳細がまだ隠されている企業である。
アンキ社のアンキドライブ。ビデオゲームが飛び出してきたような興奮が味わえる
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2013/11/01
『ロボビジネス2013』の基調講演は、業界の現状、課題などを知る上で有益な内容が豊富にあった。その中から、いくつかのポイントを紹介しよう。
『われわれは誰だ、これからどこへ向かうのか(What Are We? Where are We Going?)』と題した講演で、調査会社ミリアのダン・キャラ氏は、産業ロボット、サービス・ロボットのいくつかの分野での現状を分析した。
産業ロボットでの市場は現在260億ドルで、年間の出荷ユニット数は16億。これに対して、消費者向けロボット市場は12億とまだ小さい。しかも家庭用ロボットでの成長はほとんど見られず、ビジネスモデル上の問題があるのではないかと言う。この領域で最も大きな売上を持つのはアイロボット社で、これまでお掃除ロボットのルーンバを1億台売った。技術、マーケティングの点で必要とされるロボットを作った会社が成功し、また業界全体に大きな飛躍をもたらすことになる。
同氏がロボット市場を分類した次のスライドは多いに参考になる。
ロボット市場の分類図(Myria RAS)
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