カテゴリー: 産業用ロボット
2014/01/22
ノース・カロライナ州立大学の研究者たちが、銀ナノワイヤーを用いたセンサーを開発した。ウェアラブルで多機能的なこのセンサーは、義足や義手などの人工器官、ロボット、タッチパネルなどに利用できるという。「フィズ」が伝えている。
センサー技術は、物理的な形状変化や電界偏向に基づいており、伸張可能なことが特徴。長さが150%伸びても機能には問題ないという。そのため、人間のひざなど曲面的な皮膚表面にも着けることができる。
開発を行った同大学機械および宇宙エンジニアリング学部のヨング・ズー准教授は、ユーザーの動きに反応してフィードバックを与えるような義足や、まわりの環境を感じるロボット、個人の動きをモニターしたり、身体的な状態を計測したりする服などに統合できると語っている。
銀ナノワイヤーを用いた曲げの効くセンサー(http://phys.org/より)
2014/01/21
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味にうるさい人にとっては、同じチョコレートチップ・クッキーでも材料の微妙な違いが気になるだろう。
コンピューター・プログラマーでホビイストのベン・クラスノウ氏が作ったのは、チョコレートチップ・クッキーの各材料の分量を少しずつ変えて、味見するのを可能にするロボット。「シンギュラリティー・ハブ」が伝えている。
ビデオには回転して、小麦粉、ブラウンシュガー、チョコレートチップなどを入れてくれるロボットが映っている。まだ混ぜる機械までは作りきれていない模様で、マニュアルに混合。そして焼くのも別建ての工程だ。
ひとつひとつ調合の異なるクッキーを焼いた結果、小麦粉は少々多くてもバサバサにならず、返って全体をしっかりとまとめる役割を果たすとのこと。このロボットのおかげで30種類の味が一度に試せると、クラスノウ氏は喜んでいる。そもそもパーフェクトなクッキーのレシピを求めて始まったロボット作りだ。探求精神旺盛な方である。
それにしてもこのロボット、他の食べ物にも使えそうだ。
2014/01/20
バーチャルな三次元世界をどっぷりと体験できるヘッドマウント、オクルスリフトは、ゲーム開発者たちの間で超注目のアイテムだが、このインターフェイスはロボットの操作にも使えるようだ。
NASAジェット推進研究所(JPL)では、オクルスリフトとキネクト2を用いて、ロボットアームを操作する方法を開発中。いずれ、宇宙探索で使えるのではと期待している。「エンドガジェット」が伝えている。
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2014/01/20
景気後退や環境調査のために中断していた韓国の大型開発「ロボットランド」が、昨年12月に再開した。ロボハブが伝えている。
この計画は、韓国のロボット産業の活性化を狙った政策の一環として、仁川国際空港からほど近い仁川広域市西区の126万平米の敷地に計画されている。2007年に構想されて着工されたものの、約2年間に渡ってストップしていた。当初のオープン予定は2014年1月だった。
研究機関やテーマパークなど複合開発されるロボットランドの計画
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2014/01/20
筋肉の話題をもうひとつ。
カナダのサルミックラボ社が開発したウェアラブルなアームバンド「ミョー」は、ジェスチャー入力のためのデバイス。腕に装着して、手先を動かすだけで空中のドローンを操作したり、ビデオを早送りしたりできる。
ミョーは筋肉の動きを認識するEMG(筋電位測定)センサー、9軸のIMU(慣性測定ユニット)を搭載し、ブルートゥースで通信する。特定の指や腕のジェスチャーがすでに設定されているようだが、ディベロッパーがさらに独自のアプリケーション用のジェスチャーを考案することもあるだろう。
価格は149ドルで、現在予約販売中。前人気はかなり大きいようだ。三次元センサーとどう使い勝手が異なるのか不明だが、野外で利用できる利点は大きいかもしれない。
2014/01/20
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ジョージア工科大学で、人間の筋肉の動きをロボットに察知させて動きを調整する研究が行われている。「IEEEスペクトラム」が伝えている。
この研究では、腕にセンサーを着けた人が機械のレバーを操作する際、動きを止めようとすると筋肉の硬化をロボットが認識してレバーの抵抗力を上げる。逆に動かそうとする際には腕の両側の筋肉がどう弛緩し硬化しているかを認識して、それに合わせてレバー側の滑らかさを調整する。
これまでロボットはそれ自体の中で完結して設計されてきたが、この研究はロボットに人間の次の動きを察知させることで、よりヒューマン・フレンドリーなロボットが開発できるとしている。
研究のプレスリリースはここ。
2014/01/13
「インターナショナル・ビジネス・タイムズ」が、2015年にアメリカ連邦航空局(FAA)の規制が緩和された後のドローン(無人航空機)と空の話題を掲載している。それによると、現在すでに軍事用や国境監視用にドローンが利用されているが、今後は超小型のナノ・ドローンや昆虫型ドローンが増えるという。
指先に載る昆虫型ドローン。ハーバード大学のロボビーの原型(http://www.ibtimes.com/より)
ナノ・ドローンの利点は飛行コストが安いこと。現在の有人ヘリコプターや飛行機は1時間当たり600〜2万ドルかかる一方で、ナノ・ドローンはたった25ドル。すぐに見つからないこと、そして人間の兵士の命を危険にさらさないことも大きな特長だ。
現在、すでに56の政府関連機関が63サイトでドローン飛行を許可されている。2015年の規制緩和に先駆け、さらに22政府関連機関と24大学が6つのテスト・サイトでの飛行を認められる模様だ。FAAは2017年には2万のドローンが空を飛んでいると予測するが、数はもっと多いと見る関係者もいるという。2015年以降は、商用利用も大幅に拡大する見込みだ。
指先に載るトンボのようなドローン、ロボビーを開発したハーバード大学エンジニアリングおよび応用科学学部のロバート・ウッド教授は、同大学の学生新聞「ハーバード・ガゼット」紙でインタビューに応え、アマゾンがドローンで商品を配達するという構想は、技術的にはかなり実現可能と語っている。
「内部のラボ環境ではすでに実証済み。外部環境では天候や揺れなどのチャレンジがあるが、ロボット・コミュニティーはこれらの問題にも取り組んでおり、解決は近い」としている。
2014/01/11
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ファストフードを手早く作ってくれるロボットが増えているという。『シンギュラリティー・ハブ』が伝えている。
もっとも新しいのは、メキシコのファストフードでアメリカでも人気のあるブリートを作ってくれるブリート・ボックス。フロリダ州のボックス・ブランズ社製で、ロサンゼルスのガソリンスタンドとショッピング・モールに先頃お目見えしたという。
有害な添加物のないブリートを売り込むブリート・ロボット(http://tastetheburritobox.com/より)
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2014/01/11
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襲撃事件が相次いだことで、全米の学校では警備体制を高める必要を感じている。銃を持った警備員を配置し始めたところもあるが、それに対する国民の意見は分かれている。問題解決は難しい。そこへ現れたのが警備ロボットだ。
「ニューヨーク・タイムズ」紙は、2012年末に起こったコネチカット州のサンディーフック小学校襲撃事件を受けて設立されたナイトスコープ社とそのロボットK5についての記事を掲載している。
ナイトスコープ社の警備ロボットK5(http://knightscope.com/より)
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2014/01/10
アドエージが、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に出展されていた8種類のロボットを、手短かにビデオにまとめている。どれがいいかの投票だ。
窓ふきをしてくれるロボットや、スフェロの新モデルも映っている。バーベキュー大国のアメリカだけあって、使用後のグリルを掃除するロボットもある。よく見ると、テレプレゼンス・ロボットのビームに抱きついている人がいたりして、笑える。
ただ、日本のクローラー・ロボットについては、ナレーターは「楽しくはないな」などと言っていて、日本でこの手のロボットが開発されている背景を知らなさそう。消費者向けロボットを探す目には、確かにわからないかもしれない。
ここに出ているロボットは以下:
・ウィンボット(窓ふきロボット)
・グリルボット(バーベキューのグリルを掃除)
・クローラー・ロボット(日本のトピー工業社製)
・FURO-S(レストランで注文を取ったりするサービス・ロボット)
・パロ(日本生まれの癒し用アザラシ・ロボット)
・プレオ(学習する赤ちゃん恐竜ロボット)
・スフェロ(高速走行するおもちゃロボット)
・ビーム(テレプレゼンス・ロボット)