カテゴリー: 家庭用ロボット

<イベント・レポート> 家事ロボットはいつ来るのか?

去る3月10日、サンフランシスコのコモンウェルス・クラブで、『ロージーはまだ来ないの? パーソナル・ロボットの現状』というパネル・ディスカッションが開かれた。これは、同クラブで開かれている「21世紀のロボティクス・シリーズ」のひとつで、現在のロボット技術をさまざまな観点から話し合おうというものだ。

タイトルのロージーは、1960年代に放映が始まったテレビ漫画『ジェットソンズ』に登場した家事ロボット。それ以来、人々はロージーが来る日を待ちわびているというのに、一体いつになったらやってくるのだ、というのが、このパネル・ディスカッションのテーマだ。ポイントとなる発言を紹介しておこう。

パネル・ディスカッションの様子。左からアッカーマン氏、アビール氏、ワイズ氏、オーゲンブラウン氏

パネル・ディスカッションの様子。左からアッカーマン氏、アビール氏、ワイズ氏、オーゲンブラウン氏

続きを読む

テレプレゼンス・ロボットは、本当のロボットか

ロボット業界の動向に詳しいフランク・トービー氏が、最近よく見かけるテレプレゼンス・ロボットやダ・ヴィンチのような手術ロボット、そして適応型クルーズ・コントロール付きの車は、本当のロボットなのかと、『ロボハブ』で問いかけている

本物のロボットはまだ来ないが、そこへ確実に向かっている(http://robohub.org/より)

本物のロボットはまだ来ないが、そこへ確実に向かっている(http://robohub.org/より)

続きを読む

「イノロボ(INNOROBO)」会議で選ばれているスタートアップ5社

現在、フランスのリヨンで、サービス・ロボットと産業ロボットの会議および展示会の「イノロボ(INNOROBO)2014」が開催中だ。

このサイトに会場の様子を撮ったビデオがアップされている。フランス語なので何を話しているのかはよくわからないものの、いくつかのロボットは見える。

続きを読む

「不気味の谷」を超えるための、ちょっとした動作

3月初めにドイツのビーレフェルトで開かれたヒューマン・コンピュータ・インタラクション会議(HRI 2014)では、人間がロボットを受け入れやすくなるようなしかけを模索する研究がいくつか発表された。ロボットの不自然さをちょっとした振る舞いでカバーし、人がロボットに感じる不気味さを超えようとするものだ。『ニュー・サイエンティスト』が伝えている

ロボットやバーチャル・エージェントでは、視線の動きが相手を自然なきもちにさせる(http://hci.cs.wisc.edu/projects/gaze/より)

ロボットやバーチャル・エージェントでは、視線の動きが相手を自然な気持ちにさせる。ショーン・アンドリスト氏らの研究(http://hci.cs.wisc.edu/projects/gaze/より)

続きを読む

うちのお掃除ロボットは、このように動きます

アイロボット社と並ぶお掃除ロボットの開発メーカー、ニート社が、新型製品「ボットバック(BotVac)」を発表した。

続きを読む

オライリーの新しい会議は、ロボットも含めた『ソリッドコン(Solidcon)』

テクノロジー関連出版社で、次々と興味深い会議も開催するオライリー・メディアが、5月21〜22日に『ソリッドコン』を開催する。

Robot - solidcon

ソリッドとは「固まり」の意。つまりハードウェアだ。オライリーが推進してきたメーカー・ムーブメントに加え、昨今話題のウェアラブル、モノのインターネット化、そしてロボットがテーマとして含まれるようだ。

ロドニー・ブルックスが基調講演を行い、その他にもMITメディアラボ関係者や、デザイン会社IDEO関係者らが参加する模様。グーグルに買収されたボット&ドリー社のプレゼンテーションもある。

ロボット・ドールをいつの日かスマホにしたい

ジミー・チューと言えば、泣く子も黙る世界的ファッション・デザイナーだ。その息子のダニー・チュー氏は、超ド級の日本のアニメ・オタク。日本に住む同氏は、現在電動のフィギュア・ドールを製作中だと、『ビジネスウィーク』誌が伝えている

Robot - d_choo

チュー氏の肩の上にもメガネの上にも、末永みらいドールが座っている(http://www.businessweek.com/より)

続きを読む

また「ナショナル・ロボティクス・ウィーク」がやってくる!

毎年4月第2週の1週間は、「ナショナル・ロボティクス・ウィーク」と定められている。これは、2010年に始まったもので、アメリカの次の産業の柱をロボットと見定め、子供から大人までロボットに触れる機会を増やすためのイニシャティブとして、議会で可決された。

Robot - robotics_week

続きを読む

人間っぽい性格のロボットを作る

カーネギー・メロン大学の学生ラウンジに、変わった性格のロボットがいると『ウォールストリート・ジャーナル』が伝えている

ヴィクターには18種類の感情がある(www.wsj.comより)

ヴィクターには18種類の感情がある(www.wsj.comより)

続きを読む

あなたは、ロボット上司に従うか?

カナダのマニトバ大学ウィニベグ校のヒューマン・コンピュータ・インタラクション研究室が、面白い実験を行った。人間とロボット上司のどちらの言うことに、人は従うかというものだ。『IEEEスペクトラム』が伝えている

続きを読む


Copyright © robonews.net