カテゴリー: スタートアップ、ベンチャーキャピタル
2014/04/01
ヘレン・グレイナー氏は2008年、新型の自律航空機(UAV)を開発するサイファイ・ワークス社を起業した。同氏は、掃除ロボット、ルンバを生んだアイロボット社の共同創設者として知られ、ロドニー・ブルックス、コリン・アングル両氏と共に、ロボット技術が一般消費者向けの製品として浸透していく経緯を見守った。
ボストンのサイファイ・ワークス社を訪ね、同社の技術、そして起業の体験について話を聞いた。(尚、インタビューは2013年夏に行われている。同社はその後700万ドルのシリーズAの投資を受けた。)
その<1>に続いて、アイロボット社の起業時代の話や、現在のロボット界についての見方を聞いた。
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2014/03/27
ヘレン・グレイナー氏は2008年、新型の無人航空機(UAV)を開発するサイファイ・ワークス社を起業した。同氏は、掃除ロボット、ルンバを生んだアイロボット社の共同創設者として知られ、ロドニー・ブルックス、コリン・アングル両氏と共に、ロボット技術が一般消費者向けの製品として浸透していく経緯を見守った人物である。
ボストンのサイファイ・ワークス社を訪ね、同社の技術、そして起業の体験について話を聞いた。(尚、インタビューは2013年夏に行われている。同社はその後700万ドルのシリーズAの投資を受けた。)
サイファイ社の無人航空機EASEは、窓から屋内に侵入して中の様子をモニターできる
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2014/03/27
グーグルがごっそり買収したロボット会社のひとつ、ボット&ドリー。
同社は、ロボットを用いた特殊撮影の制作会社で、先頃アカデミー賞を受賞した映画『グラビティー』でも、宇宙飛行士らが宇宙船外で振り回される映像がスリリングだった。
同社のクリエーションのプロセスを、『ビジネスウィーク』が伝えている。
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2014/03/24
(当初お伝えした締め切り日が間違っていました。下記記事は訂正済みです。)
ロボットのスタートアップのコンペティションである「Robot Launch 2014」の締め切りは、3月30日真夜中(西海岸時間)。日本時間だと、3月31日午後4時だ。
ロボットのスタートアップのためのコンペティション。勝てば資金とベンチャー・キャピタリストらのメンタリングが受けられる。締め切りは3月30日(米日海岸時間)!
アーリーステージのスタートアップが対象なので、アイデアやプロトタイプだけでも構わない。それを、オンライン上にサマリーとしてアップ。そこから30社が選ばれ、「ロボハブ」で紹介される。最終審査は、オンライン上でライブに行われ、トップ3社は5月にサンフランシスコで開かれるハードウェア関連の会議『ソリッドコン」でデモをする機会も与えられる。
賞は、賞金のほか、ベンチャー・キャピタルとのミーティング、メンタリング、ハードウェア・スタートアップのアドバイスや、法務関連のアドバイスなど。
応募は世界中から集まっているとのことだが、日本からがないとのこと! アイデアのあるロボット関係者のみなさん、ぜひ応募を!
2014/03/22
最近は、会議場や展示会場でテレプレゼンス・ロボットを見るのは普通のことになった。通学できない病気の生徒がテレプレゼンスで学校へ来たり、中小企業の経営者が会社に1台置いて、出張中などにこれで出勤するというのも、聞くようになった。テレプレゼンス・ロボットを使うのは、確実に広まりつつあるということだ。
社会の受容度がどのくらい進むかにもよるが、テレプレゼンス・ロボットの利用方法はわれわれが知らないところにまだまだあるだろう。
そこで、テレプレゼンス・ロボットの写真をいろいろ集めてみた。将来の使い方のヒントもあるかもしれないが、単におもしろいというもの。
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2014/03/21
『IEEEスペクトラム』が、ダッシュ・ロボティクス社というロボット開発会社のビデオを掲載している。3Dプリンターで作った折り紙ロボットのゴキブリが逃げて行く様がおかしい。
このダッシュ・ロボティクス社は、動物にインスパイアーされたロボットを作り、それを30分以内で組み立てられるようなキットを開発している。
2014/03/21
実際に目にするまでは、テレプレゼンス・ロボットのQBに対しては先入観があった。車輪付きの台車に棒が刺さり、その上にプラスティックの頭が載っているようなロボットに親近感を覚えることはないだろう、と。
ところが、エニーボッツ社を訪れ、QBに案内されて社内を歩き始めるやいなや、そんな抵抗感はどこかへ飛んで行ってしまった。
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2014/03/20
インテューイティブ・サージカル社は、ロボット会社のホープとされてきた。
ロボット研究からスピンアウトして創設された同社は、手術ロボット「ダヴィンチ」を開発。その非侵襲的な利点が多くの病院で認められて、利用が広まっていたのだ。ダヴィンチが用いられる手術の種類も前立腺がんから、子宮がん、胆嚢摘出、子宮摘出などに拡大していった。
ダヴィンチの値段は1台あたり230万ドルと高価だが、同社の売上は10年間に1500%増え、株価は3000%高まった。そんな同社は、ロボット業界ではビジネス・モデルの成功例として、そして医療業界では先端的なテクノロジーの導入を支える例としてよく取り上げられる存在だったのだ。
ところが、同社は昨年からさまざまな障害に直面している。
手術ロボット、ダヴィンチ(http://www.intuitivesurgical.com/より)
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2014/03/18
毎年4月第2週の1週間は、「ナショナル・ロボティクス・ウィーク」と定められている。これは、2010年に始まったもので、アメリカの次の産業の柱をロボットと見定め、子供から大人までロボットに触れる機会を増やすためのイニシャティブとして、議会で可決された。
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