最近新たな資金を得たロボット会社
『ザ・ロボット・レポート』が、最近新たな資金を調達したロボットのスタートアップについて報じている。以下にリストで挙げよう。
ロボットエコノミクスが、ドローンによる配送は実現可能かどうかを考察している。アマゾンだけでなく、DHLもテストを開始、またドローンのスタートアップであるサイファイ・ワークスも、配達を5年以内に目論んでいるという。
この記事では、スイス工科大学(ETH)チューリッヒ校のラファエロ・ダンドレア教授の話を引用している。同教授は、ドローンによる配達コストは、1回あたり20セント(約24円)と計算しているという。
シリコンバレーのナイトスコープ社が開発したK5は、学校や駐車場、ショッピング・モールなどの見回りを自動的に行う警備ロボットとしてお目見えしたが、その時給は6.25ドル(約756円)だとCNBCが伝えている。
マサチューセッツ工科大学(MIT)のセンサブル・シティー・ラボで開発された、カクテル・ロボットのメイカー・シェイカーが、11月から豪華クルーズ会社、ロイヤル・カリビアンのクアンタム船に乗っている。
テレプレゼンス・ロボットを開発するダブル・ロボティクス社は、ロボット操作を試してみたい人々のために自社内にデモ・ルームを設けている。そこから抜け出して逃走を試みたテレプレゼンス・ロボットがいたと、『ビジネス・インサイダー』が伝えている。
製造業に次いで、農業はロボットが進出する有望な市場。これからの世界の人口増加に備えて食糧供給を増やす必要があり、そのためには農業の生産性を高めなければならない。そのためにロボットの役割は期待されている。
『ザ・ロボット・レポート』が、農業ロボットを開発する27社のプロフィールを掲載している。苗植え、収穫、鉢移動、雑草除去、刈り込み、自走トラクター、ドローンなど、ロボットの種類はさまざま。
『ロボット・レポート』が、最近資金を調達したロボット関連スタートアップ3社を挙げている。
ひとつは、ボストンを拠点にする医療ロボット開発会社のメドロボティクス社。フレキシブルな内視鏡技術とビジュアライゼーション・プラットフォーム「フレックス・システム」を提供し、非侵襲的な手術に利用される。現在は、ヨーロッパだけで認可を得ているようだ。同社は新たに2000万ドルを調達、これまで受けた投資資金は合計1億930万ドルになった。
『テクノロジー・レビュー』誌が、ロボット会社が少しずつ介護への関心を高めていることを伝えている。ロボットがより安全に、そして賢くなってきたことで、今後需要が増す高齢者層の市場が照準に入ってきたのだ。
今回の『ロボビジネス2014』展示場には、80社近いロボット関連会社が出展していた。目立ったのはヨーロッパからの参加。また、ロボット開発をサポートするテスト施設、設計・製造支援会社なども見られ、現在のロボット業界の幅広さが感じられた。
以下に会場で見かけたロボットをご紹介しよう。
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