カテゴリー: 軍事用ロボット

どこまでが研究で、どこからが武器か?

DARPAのロボティクス・チャレンジ(DRC)は、福島原発のような災害時に役立つロボットを作るという目的で開催された。ところが、こうしたテクノロジーの推進は、どこから武器の威力に様変わりするかはわからないと、警告を出している専門家らもいる。『NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)』が伝えている

武器にもなるモデュラー・ロボット・システムTALON MAARS(http://www.npr.org/より)

武器にもなるモデュラー・ロボット・システムTALON MAARS(http://www.npr.org/より)

続きを読む

火消し役が試されるヒューマノイド・ロボットたち

今年8月、ヒューマノイド・ロボットが消防士としての腕を試されるそうだ。『マッシャブル』が伝えている

海軍のヒューマノイド・ロボットは、アトラスよりも優秀だろうか?(http://www.theroboticschallenge.org/より)

海軍のヒューマノイド・ロボットは、アトラスよりも優秀だろうか?(http://www.theroboticschallenge.org/より)

これは、アメリカ海軍が将来のロボット導入のためのテストとして行うもの。消防などの危険な仕事を、ロボットが兵士の代わりに行えるかを観察するという。廃船となった大型船が使われる予定だ。

どんなロボットが動員されるのかは明らかではないが、ロボットは手によるジェスチャーと音声によるコマンドで、傍に立つ兵士から指令を受けるとのこと。また、火を見て認識する能力もあるようだ。こうした機能は、海軍研究試験所(NRL)が開発しているようだ。

「ロボットが役に立つ分野で、自分が夢中になれるものを探すことです」 サイファイ・ワークス社創業者へレン・グレイナー インタビュー その<2>

ヘレン・グレイナー氏は2008年、新型の自律航空機(UAV)を開発するサイファイ・ワークス社を起業した。同氏は、掃除ロボット、ルンバを生んだアイロボット社の共同創設者として知られ、ロドニー・ブルックス、コリン・アングル両氏と共に、ロボット技術が一般消費者向けの製品として浸透していく経緯を見守った。

team-helen-greiner-webボストンのサイファイ・ワークス社を訪ね、同社の技術、そして起業の体験について話を聞いた。(尚、インタビューは2013年夏に行われている。同社はその後700万ドルのシリーズAの投資を受けた。)

その<1>に続いて、アイロボット社の起業時代の話や、現在のロボット界についての見方を聞いた。

続きを読む

「無人航空機は今やたくさんありますから、他とは違ったものにしなければなりません」。サイファイ・ワークス社創業者へレン・グレイナー氏 インタビュー その<1>

ヘレン・グレイナー氏は2008年、新型の無人航空機(UAV)を開発するサイファイ・ワークス社を起業した。同氏は、掃除ロボット、ルンバを生んだアイロボット社の共同創設者として知られ、ロドニー・ブルックス、コリン・アングル両氏と共に、ロボット技術が一般消費者向けの製品として浸透していく経緯を見守った人物である。

ボストンのサイファイ・ワークス社を訪ね、同社の技術、そして起業の体験について話を聞いた。(尚、インタビューは2013年夏に行われている。同社はその後700万ドルのシリーズAの投資を受けた。)

 

サイファイ社の無人航空機EASEは、窓から侵入して環境をモニターできる

サイファイ社の無人航空機EASEは、窓から屋内に侵入して中の様子をモニターできる

続きを読む

DARPAが無人航空機(UAV)の新しいプログラムをスタート

DARPAが航空機製造会社4社を対象にして、垂直離陸、着陸(VTOL)が可能な無人航空機のプログラムをスタートさせた。「VTOL X-Plane」プログラムという名前だ。Xは実験(experimental)の意味。

Robot - darpa_vtol

このプログラムの意図は、通常航空機のようなスピードを持ちながら、効率的に必要なタスクが行える新しいタイプの航空機開発を推進すること。航空機とヘリコプターが混合したような機体が生まれそうである。

リリースはここ

DARPAのギル・プラット氏が見る、グーグル・ロボット

『ロボハブ』がDARPAのプログラム・マネージャーで、ロボティクス・チャレンジ(DRC)を統括しているギル・プラット氏にインタビューを行っている

要点だけを書き出そう。

DARPAプロラム・マネージャーのギル・プラット氏

DARPAプロラム・マネージャーのギル・プラット氏

続きを読む

ロボット時代に必要な法律を議論する『We Robot』会議、来月開催

われわれの社会に入ってくるロボットという存在を、法的にどう捉えればいいのか。これは、ますます重要な研究分野で、法学者たちの間でも関心が高い。

そんな中、4月4〜5日の2日間にわたってフロリダ大学で、ロボットと法をテーマにした会議が開かれる。家庭、病院、公共の場、そして戦場まで、ロボットが存在するようになった時代には、現在の法制度が挑戦を迫られ、新たな政策が必要になる。そこへの準備だ。

Robot - we_robot

会議には、プライバシー、人権、ビジネス、メディア、知的財産、保険、商法など、多分野の専門家が参加する予定。

読書家たちの間で人気のロボット関連本

一般の読書家たちは、どんなロボットの本を読んでいるのだろうか。

読書家たちが集まっている情報交換サイト、グッドリーズでトップにランキングされ、評価も高いロボット関連本を5冊紹介しよう。小説や作り方、基本技術に関する本は除いている。ちなみに、アイザック・アシモフの本は根強く読まれている模様。

Robot - book1

続きを読む

ROSがいよいよ宇宙へ

国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されているヒューマノイド・ロボット、ロボノート2(R2)の話題をふたつ。

ひとつは、R2が医師として活躍すべく開発が進んでいるという内容。『スペース』が伝えている。R2は宇宙飛行士らの仕事を船内、船外でサポートするために搭載されており、これまでもいろいろなタスクを遂行してきた。そこに加わるのが医療らしい。

続きを読む

多才で強力な710ウォーリア

アイロボット社の710ウォーリアのビデオが公開されている。これを見ると、かなり強力で、かつ多様なタスクを遂行できるのがわかる。

車の窓を破り、重いゴミ箱も運び、かなり急な階段も上って行く。驚いたことに、アームと2種のキャタピラーを利用してけっこう高い塀を乗り越え(00:58付近)、車内に潜む人間に発砲もする。軍事、警備用に特化されたロボットの姿がよくわかる。

製品のスペックはここ。上記の製品サイトには、別のビデオもあり。


Copyright © robonews.net