カテゴリー: 家庭用ロボット

『ロボビジネス2014』会議レポート<その3> その他いろいろトピック

ロボビジネス2014』会議、最後のレポート。同会議は盛りだくさんで、すべてをお伝えすることはできないのだが、目についたものをかいつまんでレポートしたい。

まず、基調講演のひとつで登壇したNASAのジョンソン宇宙センターのロバート・アンブローズ氏は、同センターで開発中のロボット技術を解説した。その中には、かなり高低の激しい地表面もよじ登って行く12輪のロボティクス・ヴィークル、回転や水平移動を難なくこなすモデュラー・ロボティクス・ヴィークルの様子も公開された。いずれの車も前後の区別がないという。

NASA JSC で開発中の16輪ヴィークル

NASA JSC で開発中の12輪ヴィークル

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『ロボビジネス2014』会議レポート<その2>会場でみかけたロボットたち

今回の『ロボビジネス2014』展示場には、80社近いロボット関連会社が出展していた。目立ったのはヨーロッパからの参加。また、ロボット開発をサポートするテスト施設、設計・製造支援会社なども見られ、現在のロボット業界の幅広さが感じられた。

以下に会場で見かけたロボットをご紹介しよう。

タグを展示するエーソン社のブース。こうして見るとかなり大きい。

タグを展示するエーソン社のブース。こうして見るとかなり大きい。

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『ロボビジネス2014』会議レポート<その1>「ロボット会社は、他社にない方法で問題解決できる」。アイロボットCEOコリン・アングル氏の基調講演から

去る10月15〜17日まで、ボストンで『ロボビジネス2014』会議が開催された。『ロボビジネス』は、ロボット技術を新しいビジネスに発展させることを目指して、関係企業や研究者、開発者らが集まる会議。毎年アメリカで開催される他、ヨーロッパでも開かれている。産業ロボットの次に、どんなロボットがやってくるのかをかいま見られる会議と言っていいだろう。

基調講演のひとつで壇上に立ったのは、アイロボット社共同創業者でCEOのコリン・アングル氏。同社のお掃除ロボットのルンバは、発売後12年間に世界中で25億ドル分を売り上げたという。同氏によると、ロボット掃除機の75%は同社製らしい。

 

ロボット会社が持つ3つの利点

「ロボット掃除機を発売している競合会社には、多くのリソースを持つ大企業もある。それでもアイロボットのルンバの機能が高いのはなぜか」。アングル氏はそう語って、ロボット会社ならではの利点を活かして製品開発をすることが重要だと強調した。

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「どの製品にも、完璧に詰めるべきところがある。多くのロボット会社が失敗するのは、そこです」。ネスト・ラボ社技術担当副社長のヨーキー・マツオカ氏インタビュー その<2>

シリコンバレーのネスト・ラボ社は、AI(人工知能)を備えたサーモスタットや煙探知機を開発する注目企業。同社は今年、32億ドルでグーグルに買収された。

ネスト社のサーモスタットは、ユーザーの生活パターンや温度設定の癖を理解して、ユーザーに合った室温を自動的に設定しながら、省エネも行うという優れものだ。

そんなインテリジェントな製品の背後にいるのが、ヨーキー・マツオカ氏だ。日本で生まれた女性のロボット研究者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)やカーネギー・メロン大学、ワシントン大学で研究を重ね、2007年には「天才賞」として知られるマッカーサー・フェローにも選ばれている。

ロボット技術は、今後どんな分野に応用されるのか。ロボット研究者としてユニークなキャリアを歩んできたマツオカ氏には、それが見えているに違いない。これまでの道のり、そしてロボットの未来についての見解を聞いた。その<1>から続く。

ヨーキー・マツオカ(松岡陽子)氏は、日本生まれ。16歳でアメリカに渡った。カリフォルニア大学バークレー校を経て、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得。その後、カーネギー・メロン大学で助教授、ワシントン大学で準教授を務めた後、2010年にネスト・ラボ社へ。グーグルXの創設にも関わった。(写真はEmTech 2014での講演の様子)

ヨーキー・マツオカ(松岡陽子)氏は、日本生まれ。16歳でアメリカに渡った。カリフォルニア大学バークレー校を経て、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得。その後、カーネギー・メロン大学で助教授、ワシントン大学で準教授を務めた後、2010年にネスト・ラボ社へ。グーグルXの創設にも関わった。(写真は、9月に開催されたMIT ReviewのEmTech 2014での講演の様子)

 

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「ロボットと神経科学。ふたつの領域を研究したからこそ、そのセレンディピティーを享受できました」。ネスト・ラボ社技術担当副社長のヨーキー・マツオカ氏インタビュー その<1>

シリコンバレーのネスト・ラボ社は、AI(人工知能)を備えたサーモスタットや煙探知機を開発する注目企業。同社は今年、32億ドルでグーグルに買収された。

ネスト社のサーモスタットは、ユーザーの生活パターンや温度設定の癖を理解して、ユーザーに合った室温を自動的に設定しながら、省エネも行うという優れものだ。

そんなインテリジェントな製品の背後にいるのが、ヨーキー・マツオカ氏だ。日本で生まれた女性のロボット研究者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)やカーネギー・メロン大学、ワシントン大学で研究を重ね、2007年には「天才賞」として知られるマッカーサー・フェローにも選ばれている。

ロボット技術は、今後どんな分野に応用されるのか。ロボット研究者としてユニークなキャリアを歩んできたマツオカ氏には、それが見えているに違いない。これまでの道のり、そしてロボットの未来についての見解を聞いた。

ヨーキー・マツオカ(松岡陽子)氏は、日本生まれ。16歳でアメリカに渡った。カリフォルニア大学バークレー校を経て、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得。その後、カーネギー・メロン大学で助教授、ワシントン大学で準教授を務めた後、2010年にネスト・ラボ社へ。グーグルXの創設にも関わった。

ヨーキー・マツオカ(松岡陽子)氏は、日本生まれ。16歳でアメリカに渡った。カリフォルニア大学バークレー校を経て、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得。その後、カーネギー・メロン大学で助教授、ワシントン大学で準教授を務めた後、2010年にネスト・ラボ社へ。グーグルXの創設にも関わった。

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4momsが4100万ドルを調達。ロボット技術を使ったベビー製品開発

ロボット技術を利用して乳母車を開発した4moms(フォーマムズ)社が、4100万ドルの投資資金を調達した。『ロボティクス・ビジネス・レビュー』が伝えている

 

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家事も手伝ってくれそう? 知らないモノがつかめるボーリス2

イギリスのバーミンガム大学コンピュータ科学学部で、あらかじめプログラムされたのではないモノを認識し、それに合わせたつかみ方をするロボットが開発された。『ファイナンシャル・タイムズ』が伝えている

初めてのモノも壊さずにつかめるボーリス2

初めてのモノも壊さずにつかめるボーリス2

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「アップルとグーグルとピクサーを合わせたようなロボット会社になりたい」。Jibo(ジーボ)生みの親、シンシア・ブラジル准教授インタビュー その(2)

「世界で初めての家庭用ロボット」を謳うJibo(ジーボ)。あと10日を残すクラウド・ファンディングでは、3150人のサポーターがつき、目標額の15倍近い144万5500ドル(約1億4450万円)が集まっている。ユーザーとことばでやりとりし、ユーザーの生活を助けてくれるロボットが、499ドル(約5万円)で予約販売中だ(国外発送には50ドルを追加)。

その開発者であり、マサチューセッツ工科大学メディアラボで教壇に立ち、そして新しいマイジーボ社のCEOであるシンシア・ブラジル准教授にインタビューした。ジーボの開発の狙い、今後の計画について聞いた。その(1)から続く。

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シンシア・ブラジル准教授とジーボ。(http://www.myjibo.com/より)

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「あの動きは、最初から目論んだことです」。Jibo(ジーボ)生みの親、シンシア・ブラジル準教授インタビュー その(1)

「世界で初めての家庭用ロボット」を謳うJibo(ジーボ)。あと10日を残すクラウド・ファンディングでは、3150人のサポーターがつき、目標額の15倍近い144万5500ドル(約1億4450万円)が集まっている。ユーザーとことばでやりとりし、ユーザーの生活を助けてくれるロボットが、499ドル(約5万円)で予約販売中だ(国外発送には50ドルを追加)。

その開発者であり、マサチューセッツ工科大学メディアラボで教壇に立ち、そして新しいマイジーボ社のCEOであるシンシア・ブラジル准教授にインタビューした。ジーボの開発の狙い、今後の計画について聞いた。

マサチューセッツ工科大学准教授で、メディアラボのパーソナル・ロボティクス・グループを率いる。人間とのやりとりをするソーシャル・ロボットをテーマに選び、その原理やテクニック、テクノロジーを研究してきた。これまで発表した論文は100以上。昨年からJiboの開発をリードする。

マサチューセッツ工科大学准教授で、メディアラボのパーソナル・ロボティクス・グループを率いる。人間とのやりとりをするソーシャル・ロボットをテーマに選び、その原理やテクニック、テクノロジーを研究してきた。これまで発表した論文は100以上。昨年からJiboの開発をリードする。

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ジーボ(Jibo)続報。資金調達は、100万ドル(約1億円)を突破!

先だってお伝えしたMITメディアラボ準教授のシンシア・ブラジルのロボット、ジーボ(Jibo)が、クラウド・ファンディングで100万ドル(約1億円)以上を集めた

下は、感謝を伝えるブラジル教授のビデオ。

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