カテゴリー: 医療用ロボット
2014/01/26
脱毛や薄毛は、世界共通の悩みだ。だが、これまでの植毛手術は、大掛かりな上に治療の傷跡が残るなどの欠点が多く、躊躇する人々が多かった。そこに登場したのがロボットだ。 レストレーション・ロボティクス社は、世界で初めて植毛治療に利用されるロボット「アルタス(ARTAS)」を開発した。2011年に米食品医薬品局(FDA)の認可を 取得。これまで50台以上世界に出荷されたアルタスは、従来のマニュアルによる自毛植毛手術と比べて、非侵襲的に施術ができることが注目を集めている。テレビ番組でもよく取り上げられているようだ。
レストレーション・ロボティクス社CEOのジム・マックコラム氏とアルタス
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2014/01/25
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医療用ロボット
固い素材の外骨格ではなく、柔らかなプラスティックや複合材を用い、さらに人工筋肉、軽量センサー、ソフトウェアを組み合わせることで、足や足首のリハビリ器具になるプロトタイプが開発された。「エンジニア」が伝えている。
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2014/01/25
モノのインターネット化が進む中で、人間の感情のインターネット化も開発の対象になるようだ。今、クラウド・ファンディングで資金を集めている「エモスパーク(EmoSpark)」がそんな視点で生まれた製品だ。
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2014/01/22
先だって、ヨーロッパで始まったプロジェクト、ロボアースについて伝えたが、「エコノミスト」がこうしたクラウド・ベースのモノ(インターネット・オブ・シングズ)やロボットの課題について触れている。それはセキュリティーとプライバシーの問題だ。
ロボットが介護するようになると、セキュリティーやプライバシーの問題も持ち上がる(http://www.economist.com/より)
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2014/01/22
ノース・カロライナ州立大学の研究者たちが、銀ナノワイヤーを用いたセンサーを開発した。ウェアラブルで多機能的なこのセンサーは、義足や義手などの人工器官、ロボット、タッチパネルなどに利用できるという。「フィズ」が伝えている。
センサー技術は、物理的な形状変化や電界偏向に基づいており、伸張可能なことが特徴。長さが150%伸びても機能には問題ないという。そのため、人間のひざなど曲面的な皮膚表面にも着けることができる。
開発を行った同大学機械および宇宙エンジニアリング学部のヨング・ズー准教授は、ユーザーの動きに反応してフィードバックを与えるような義足や、まわりの環境を感じるロボット、個人の動きをモニターしたり、身体的な状態を計測したりする服などに統合できると語っている。
銀ナノワイヤーを用いた曲げの効くセンサー(http://phys.org/より)
2014/01/21
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最近は、脳信号を使って義手やロボットアームなどを動かすブレイン・マシーン・インターフェイス(BMI)の話題をよく見かけるようになった。
これもそのひとつだが、逆方向の話。つまり、マシーンからブレインへの信号のフィードバックだ。「テクノロジー・レビュー」が伝えている。
たとえば、チェリーの軸を取るといった単純に見える作業も、これまでの義手では指先からのフィードバックが感じられないために難しかった。チェリーを強くつかみ過ぎてつぶしてしまうことが多かったのだ。
指先に20のセンサーを埋め込んだ義手(http://www.technologyreview.com/より)
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2014/01/20
今年6月にブラジル・サンパウロで開催されるサッカーのワールドカップでは、ロボット・スーツを身につけたティーンエージャーがキックオフする予定だ。ワシントンポストが伝えている。
脳信号を感知するヘルメットを着け、背中にバッテリーを着けてキックオフ(http://www.washingtonpost.com/より)
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2014/01/19
EU(ヨーロッパ共同体)のプロジェクトとして、ロボアースがスタートした。これは、いわばロボットの頭脳をクラウドで共有するためのプラットフォームで、今後4年間にわたって推進される予定という。「BBC」が伝えている。
クラウドで結ばれたロボットが、それぞれのタスクを行う(http://www.roboearth.org/より)
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2014/01/04
シリコンバレーにあるトランスクリプティック社は、グーグルの投資部門グーグル・ベンチャーズが120万ドルを投資するスタートアップだ。これまで内情が公開されなかった同社を、『ザ・ヴァージ』が取材している。
同社は、生命科学研究をもっと安くスピーディーにすることを目標に掲げ、ロボットを用いた実験の自動化を請け負っている。提供するサービスは、細胞クローニング、ジェノタイピング(遺伝子型決定)、バイオバンキング(ヒト試料、医療情報の収集)に関連するもので、2013年初めから注文を受け始めている。
現在の顧客はスタンフォード大学、カリフォルニア工科大学、シカゴ大学などだが、現在顧客数が毎月倍増するほどビジネスが拡大しているという。現在実験過程をアウトソースされているような外部請負会社も、潜在的顧客と目論んでいるようだ。
トランスクリプティック社で用いられているロボットアーム(http://www.theverge.com/より)
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2013/11/30
リサーチ・アンド・マーケット社が発行した調査報告書『世界のマシーン・ビジョン市場2012-2016』によると、同市場は2012年から2016年まで年々平均9.4%ずつ成長していくという。
成長を促進しているのは、製造などの産業部門以外の運輸、セキュリティーおよびサーベイランス、軍事および国防、交通管理といった分野だという。ただ、専門家の数が不足しているため、需要や必要性に応じた技術の施行が進んでいないという。
報告書では、バスラー社(ドイツ)、コグネックス社(アメリカ)、テレダイン・テクノロジーズ社(アメリカ)を中心にこれらの企業について触れられている。報告書の価格は2500ドル。
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