2014/02/25
ロシアは、ロボットをオープン・イノベーションの重要な部分に位置づけている。研究を超えて、一般にも広くロボットへの関心を広めることも目指しているようだ。
そのロシアで、3月1〜2日に『スコルコヴォ・ロボティクス会議』が開催されることを、『エヴリシング・ロボティクス』が伝えている。
ロシアのベンチャー市場はアメリカに比較して小さいが、2012年の10億ドル規模から、2020年には55億ドル規模に拡大する見込みという。ロボットのスタートアップへのサポートも整い始めており、ベンチャー・キャピタル、エンジェル投資、シード・アクセラレーターなどがある。
何よりも、ディミトリ・グリシン氏、ユリ・ミルナー氏、ディミトリ・イツコフ氏ら、インスピレーションに富んだ投資家の存在は大きな意味を持つと、この記事は伝えている。
2014/02/25
テキサス大学ダラス校の研究者らが、釣り糸と裁縫用の糸で強力な人工筋肉を作った。『IEEEスペクトラム』が伝えている。
人間の筋肉よりも強い人工筋肉(http://spectrum.ieee.org/より)
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2014/02/24
シリコンバレーでロボット関係者のためにさまざまなイベントを開催している非営利団体、シリコンバレー・ロボティクス。100近い企業と世界的な研究所、そして個人会員が加盟し、地元のロボット関連企業が自前のロボットを見せる「ブロック・パーティー」を開催したり、ロボットのスタートアップを支援する活動を行うなど、シリコンバレーの新しいロボット産業を側面支援する。
その<1>に続き、マネージング・ディレクターを務めるアンドラ・キーイ氏に、ロボット業界の詳細を尋ねた。
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2014/02/23
シリコンバレーでロボット関係者のためにさまざまなイベントを開催しているのが、シリコンバレー・ロボティクスという非営利団体だ。ロボット産業でのイノベーションと商業化をサポートすることを目的として設立され、100近い企業と世界的な研究所、そして個人会員が加盟する。
地元のロボット関連企業が自前のロボットを見せる「ブロック・パーティー」は、数々のロボットと数々のロボット関係者が一堂に会する年に1度のお祭りだ。それ以外にも、ロボットのスタートアップを支援する多様な活動を行い、ロボット関係者をむすぶ要のような存在である。
シリコンバレー・ロボティクスのマネージング・ディレクターを務めるアンドラ・キーイ氏に、シリコンバレーとアメリカのロボット事情の現在を聞いた。
アンドラ・キーイ氏は、ヒューマン・システムズ・エンジニアで、シドニー大学で人間とロボット文化を専攻。ロボット技術の推進に貢献してきた。ロボットのスタートアップ事情に詳しい。
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2014/02/18
デンマークの高齢者施設が、お掃除ロボット利用で運営コストのカットに成功していると『ガーディアン』が報じている。
デンマークは高齢者介助のコスト削減に努めている。政府の目標は、「福祉現代化戦略」によって2020年までに120億クローナー(217億ドル)を削減すること。
高齢者施設ではコスト・カットにも貢献するお掃除ロボット(http://www.theguardian.com/より)
そうした中で、掃除ロボットによって65歳以上の高齢者介助コストが、一人当たり年間10851クローナ(約2002ドル)節約できたという。これは約20%のコスト・カットにあたる。テクノロジーの利用は、戦略の要のひとつ。
ある調査によると、デンマーク国内の公立高齢者施設のマネージャーのうち、84%がすでにお掃除ロボットを使っているか、間もなく使い始める予定という。お掃除ロボットは、高齢者がつまづいたりしないよう、主に夜間に利用されているらしい。
お掃除ロボットだけでなく、震える手でもカップを歩行器に載せられるコーヒーメーカーを導入しているところもあるという。ただ、手渡ししてくれないという苦情も出ているというが、施設側は、好きな時に自分でキッチンへ行ってセルフサービスしてもらう方向へ移行していきたいようだ。
2014/02/16
処方箋は、出す薬局も服用する患者も間違いやすいことがこれまで問題になっていた。他の患者用の薬を持ち帰ったり、時間ごとに服用する薬の種類を間違えたりで、さまざまな事故が起こっていたのだ。
それを変えようというスタートアップが現れた。『ワイアード』が伝えている。
ピルパック社のロボット(右)が、薬品をパッケージ化する(https://pillpack.com/より)
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2014/02/16
ビジネス誌の『ファスト・カンパニー』が、最もイノベーティブなロボット会社10社を選んでいる。家庭用、産業用、軍事用とロボットはいろいろ。
以下がラインアップだ。
プロクシー・ダイナミクス社のナノコプター「ブラック・ホーネット」(http://www.proxdynamics.com/より)
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2014/02/15
ドローン(無人航空機)の前評判は、すこぶる悪い。
現在はホビイストや商業目的による飛行が制限されている状態ながら、2015年予定されている規制改正によってもっと広くドローンが利用されることになると、いろいろな問題が出てくると予想されている。安全性、プライバシー、空の交通の棲み分けなど、課題は無数にある。
そんな中、社会革新のためのドローンの有効性に注目した「ドローンのソーシャル・イノベーション賞」を設立しようという動きが起こっている。『ロボハブ』が伝えている。 続きを読む
2014/02/13
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マサチューセッツ工科大学(MIT)のバイオメカニクスとヒューマン・リハビリテーション・ラボが、リハビリ用に開発されたロボットを用いて、新薬の臨床試験を70%も速めることができることが明らかになったとしている。MITが伝えている。
リハビリに使うロボットが新薬の効果を計測するのにも利用できる(http://web.mit.edu/より)
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2014/02/08
フランク・トービー氏は、ロボット産業の動向を追うふたつのウェブサイト「ザ・ロボット・レポート」と「エブリシング・ロボティクス」でよく知られている。また、長年研究してきたロボット企業の業績調査を集大成した世界初のロボット産業の株価指数「ロボストックス(ROBO-STOX)」の創設者のひとりでもある。ロボストックは昨年、ナスダックに登録された。
その<1>に続いて、ロボストックスや、ロボット起業の様子をどう観察しているのかなどについて尋ねた。
ロボット株指数(ROBO-STOX)を構成する企業の業務分野(http://www.robostox.com/より)
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