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1枚ずつ味の違うクッキーを準備するロボット。ホビイストの作

味にうるさい人にとっては、同じチョコレートチップ・クッキーでも材料の微妙な違いが気になるだろう。

コンピューター・プログラマーでホビイストのベン・クラスノウ氏が作ったのは、チョコレートチップ・クッキーの各材料の分量を少しずつ変えて、味見するのを可能にするロボット。「シンギュラリティー・ハブ」が伝えている

ビデオには回転して、小麦粉、ブラウンシュガー、チョコレートチップなどを入れてくれるロボットが映っている。まだ混ぜる機械までは作りきれていない模様で、マニュアルに混合。そして焼くのも別建ての工程だ。

ひとつひとつ調合の異なるクッキーを焼いた結果、小麦粉は少々多くてもバサバサにならず、返って全体をしっかりとまとめる役割を果たすとのこと。このロボットのおかげで30種類の味が一度に試せると、クラスノウ氏は喜んでいる。そもそもパーフェクトなクッキーのレシピを求めて始まったロボット作りだ。探求精神旺盛な方である。

それにしてもこのロボット、他の食べ物にも使えそうだ。

義手から指先の感覚を得る

最近は、脳信号を使って義手やロボットアームなどを動かすブレイン・マシーン・インターフェイス(BMI)の話題をよく見かけるようになった。

これもそのひとつだが、逆方向の話。つまり、マシーンからブレインへの信号のフィードバックだ。「テクノロジー・レビュー」が伝えている

たとえば、チェリーの軸を取るといった単純に見える作業も、これまでの義手では指先からのフィードバックが感じられないために難しかった。チェリーを強くつかみ過ぎてつぶしてしまうことが多かったのだ。

指先に20のセンサーを埋め込んだ義手(http://www.technologyreview.com/より)

指先に20のセンサーを埋め込んだ義手(http://www.technologyreview.com/より)

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3分の1の旅団戦闘団に代わって、ロボットを派兵。米陸軍が検討中。

ポスト戦争、および政府予算縮小時代にあって、アメリカの陸軍は兵士の数を減らす計画だ。全兵士の数は、現在の54万人から2015年末には49万人、2019年までに42万人まで減少させる予定という。

そして、兵士に代わって登場するのがロボットだ。「ディフェンス・ニュース」が伝えている

現在検討されているのは、4000人の旅団戦闘団を3000人に減らし、そこへロボットや無人システムを投入すること。ロボットと言ってもターミネーターのようなものではなく、何台もの自律走行トラックが有人トラックを追走するといった計画だ。そうすることで、トラックの装甲を軽くして旅団戦闘団の荷の総重量を減らすことができるという。

こうしたトラックが自律走行トラックに置き換わる? (http://www.telegraph.co.uk/より)

こうしたトラックが自律走行トラックに置き換わる? (http://www.telegraph.co.uk/より)

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グリシン・ロボティクスがペットネットへの112万5000ドルの投資に参加

ディミトリ・グリシンが運営するロボット専門のベンチャーキャピタル、グリシン・ロボティクス社が、アメリカのペットネット社への112万5000ドルのシード投資へ参加した。他に3社のベンチャーキャピタルとエンジェル投資家が加わっている。「ギガオム」が伝えている

ペットネット社は、ペットのための自動餌やり機「スマートフィーダー」を開発した。拠点はロサンゼルスのようだが、ボストンのハードウェア・アクセラレーターのボルトで立ち上がったスタートアップだ。グリシン・ロボティクス社はボルトにも投資を行っている。

さて、スマートフィーダーは、自動的に適切な量の餌を出すだけではない。もっと広く「ペットケア分析プラットフォーム」なるものを構築して、あらゆる面からペットの健康と飼い主の心の平安を確保するのに役立ちたい、のだという。

自動的に餌をやり、ペットの健康管理もできるスマートフィーダー(http://www.petnet.io/より)

自動的に餌をやり、ペットの健康管理もできるスマートフィーダー(http://www.petnet.io/より)

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ロボシミアンはこういう風に動くのだった

NASA ジェット推進研究所(JPL)がDARPAロボティクス・チャレンジでのロボシミアンの記録を公開している。ロボシミアンは5位で予選を通過した。

なかなか現場では見られなかったが、ロボシミアンが這っている4本脚の状態から、脚を折り畳んで立ち上がる様子とか、器用に手先を使っている様子がわかっておもしろい。ビデオは1〜4倍速になっている。

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オクルスリフトとキネクト2で、イマーシブにロボットアームを操作する

バーチャルな三次元世界をどっぷりと体験できるヘッドマウント、オクルスリフトは、ゲーム開発者たちの間で超注目のアイテムだが、このインターフェイスはロボットの操作にも使えるようだ。

NASAジェット推進研究所(JPL)では、オクルスリフトとキネクト2を用いて、ロボットアームを操作する方法を開発中。いずれ、宇宙探索で使えるのではと期待している。「エンドガジェット」が伝えている

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韓国のロボットランド開発が再開。2016年にオープンの予定

景気後退や環境調査のために中断していた韓国の大型開発「ロボットランド」が、昨年12月に再開した。ロボハブが伝えている

この計画は、韓国のロボット産業の活性化を狙った政策の一環として、仁川国際空港からほど近い仁川広域市西区の126万平米の敷地に計画されている。2007年に構想されて着工されたものの、約2年間に渡ってストップしていた。当初のオープン予定は2014年1月だった。

研究機関やテーマパークなど複合開発されるロボットランドの計画

研究機関やテーマパークなど複合開発されるロボットランドの計画

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ウェアラブルでジェスチャー入力できる。アームバンド「ミョー(Myo)」は今年初めに出荷

筋肉の話題をもうひとつ。

カナダのサルミックラボが開発したウェアラブルなアームバンド「ミョー」は、ジェスチャー入力のためのデバイス。腕に装着して、手先を動かすだけで空中のドローンを操作したり、ビデオを早送りしたりできる。

ミョーは筋肉の動きを認識するEMG(筋電位測定)センサー、9軸のIMU(慣性測定ユニット)を搭載し、ブルートゥースで通信する。特定の指や腕のジェスチャーがすでに設定されているようだが、ディベロッパーがさらに独自のアプリケーション用のジェスチャーを考案することもあるだろう。

価格は149ドルで、現在予約販売中。前人気はかなり大きいようだ。三次元センサーとどう使い勝手が異なるのか不明だが、野外で利用できる利点は大きいかもしれない。

人間につけたセンサーで、ロボットと真の共同作業ができる

ジョージア工科大学で、人間の筋肉の動きをロボットに察知させて動きを調整する研究が行われている。「IEEEスペクトラム」が伝えている

この研究では、腕にセンサーを着けた人が機械のレバーを操作する際、動きを止めようとすると筋肉の硬化をロボットが認識してレバーの抵抗力を上げる。逆に動かそうとする際には腕の両側の筋肉がどう弛緩し硬化しているかを認識して、それに合わせてレバー側の滑らかさを調整する。

これまでロボットはそれ自体の中で完結して設計されてきたが、この研究はロボットに人間の次の動きを察知させることで、よりヒューマン・フレンドリーなロボットが開発できるとしている。

研究のプレスリリースはここ

今年のサッカー・ワールドカップは、脳信号で動くロボット・スーツでキックオフ

今年6月にブラジル・サンパウロで開催されるサッカーのワールドカップでは、ロボット・スーツを身につけたティーンエージャーがキックオフする予定だ。ワシントンポストが伝えている

脳信号を感知するヘルメットを着け、背中にバッテリーを着けてキックオフ(http://www.washingtonpost.com/より)

脳信号を感知するヘルメットを着け、背中にバッテリーを着けてキックオフ(http://www.washingtonpost.com/より)

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