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今年のサッカー・ワールドカップには、パックボットも配備

ブラジルで行われる今夏のワールドカップには、セキュリティー用にアイロボット社のパックボットも出動するようだ。『ロボハブ』が伝えている

車の下、袋の中、パックボットは危険物を探す(http://www.irobot.com/より)

車の下、袋の中、パックボットは危険物を探す(http://www.irobot.com/より)

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不確かな状況でも最適に機能する分散型マルチ・エージェントのしくみ

通信状況が不安定であるとか、タスクのプログラムが間違いを引き起こす可能性があるといった条件下で、複数のロボットを動かすマルチ・エージェント・システムをうまく機能させるのは至難の業だった。

マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピュータ科学および人工知能ラボ(CSAIL)の研究者らが、異なった制御プログラムの全体を最適化するシステムでこの問題を解こうとしている。『フィズ』が伝えている

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お掃除ロボットで介助コストを削減するデンマーク

デンマークの高齢者施設が、お掃除ロボット利用で運営コストのカットに成功していると『ガーディアン』が報じている

デンマークは高齢者介助のコスト削減に努めている。政府の目標は、「福祉現代化戦略」によって2020年までに120億クローナー(217億ドル)を削減すること。

高齢者施設ではコスト・カットにも貢献するお掃除ロボット(http://www.theguardian.com/より)

高齢者施設ではコスト・カットにも貢献するお掃除ロボット(http://www.theguardian.com/より)

そうした中で、掃除ロボットによって65歳以上の高齢者介助コストが、一人当たり年間10851クローナ(約2002ドル)節約できたという。これは約20%のコスト・カットにあたる。テクノロジーの利用は、戦略の要のひとつ。

ある調査によると、デンマーク国内の公立高齢者施設のマネージャーのうち、84%がすでにお掃除ロボットを使っているか、間もなく使い始める予定という。お掃除ロボットは、高齢者がつまづいたりしないよう、主に夜間に利用されているらしい。

お掃除ロボットだけでなく、震える手でもカップを歩行器に載せられるコーヒーメーカーを導入しているところもあるという。ただ、手渡ししてくれないという苦情も出ているというが、施設側は、好きな時に自分でキッチンへ行ってセルフサービスしてもらう方向へ移行していきたいようだ。

処方箋ロボット登場

処方箋は、出す薬局も服用する患者も間違いやすいことがこれまで問題になっていた。他の患者用の薬を持ち帰ったり、時間ごとに服用する薬の種類を間違えたりで、さまざまな事故が起こっていたのだ。

それを変えようというスタートアップが現れた。『ワイアード』が伝えている

ピルパック社のロボットが、薬品をパッケージ化する(https://pillpack.com/より)

ピルパック社のロボット(右)が、薬品をパッケージ化する(https://pillpack.com/より)

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『ファスト・カンパニー』誌が選ぶ、最もイノベーティブなロボット会社10社

ビジネス誌の『ファスト・カンパニー』が、最もイノベーティブなロボット会社10社を選んでいる。家庭用、産業用、軍事用とロボットはいろいろ。

以下がラインアップだ。

プロクシー・ダイナミクス社のナノコプター「ブラック・ホーネット」(http://www.proxdynamics.com/より)

プロクシー・ダイナミクス社のナノコプター「ブラック・ホーネット」(http://www.proxdynamics.com/より)

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DARPAがオープンソース・コードを公開

DARPAは、長年にわたって大学や企業の研究プロジェクトを補助金でサポートしてきた。その領域はロボットからソフトウェア、エンジニアリングと幅広く、アメリカの先端技術の多くはこうしたプロジェクトから生まれたといっても決して過言ではない。インターネットやGPS技術もそんな例だ。

そうした研究プロジェクトのうち、コンピュータ科学分野の研究から生み出されたオープンソース・コードが一カ所で公開されることになった。『ザ・ヴァージ』が伝えている

Robot - darpa_open_catalog

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『バック・トゥー・ザ・フューチャー』的パワーレースが、来年発売される!

スニーカーを履けばひとりでに靴紐を締めてくれるパワーレースがあれば、どんなに便利なことだろうか。『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で主人公を演じたマイケル・J・フォックスが履いていたそんなスニーカーは、スニーカー・ファンの待望の製品だった。

なんと、それが来年発売予定という。『ソール・コレクター』によると、ナイキのデザイン担当副社長のティンカー・ハットフィールドが明らかにした。「パワーレースが製品になるかどうかって? 答はイエスだよ」と彼は言ったらしい。

いやはや、ロボット関係者の間でも人気製品になることは間違いない。

動物のヒゲを使ったもうひとつの研究

カテゴリー: ニュース, ロボット研究

先だって、ネコのヒゲのような感覚器官をロボット用に開発した「イーウィスカー」の話題を伝えたが、『IEEEスペクトラム』がやはりヒゲをナビゲートに利用した別の研究ビデオを紹介していた

これは、イギリスのブリストル・ロボティクス・ラボラトリーで2年前に撮られたもの。面白いので再掲しておきたい。

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3Dプリンターの部品から、エアホッケー・ロボットを製作

『ハッカデー』に、3Dプリンターのパーツと、3Dプリンターで作ったパーツなどを組み合わせてエアホッケー・ロボットを作ったという力作が掲載されている。3Dプリンターに飽きたとか、新しい3Dプリンターに買い替えたといったような場合に、ロボットも作れるという例だ。

上部にセットされたカメラが、パックがやってくる軌道を予測してロボットが打ち返す。パックが壁にあたってバウンスしても、それに対応するという。けっこう手強いロボットだ。

ロボットに負けてばかりで悔しい場合は、ロボットの速度や加速具合などを調整し、「ズル」することもできる。

ハードウェアの作り方マニュアル、ソフトウェアのファイルもここに。製作したホセ・フリオ氏のサイトはここ

人間とロボットのピンポン対決が来月開催!

ドイツのピンポン・チャンピオンのティモ・ボルは、世界第8位の腕の持ち主。彼は、クカ社製のピンポン・ロボットに勝てるだろうか。この対決が、3月11日に予定されている

クカ社のロボット「KRアジラス」は、世界最速のロボット・アームという。人間とコンピュータのチェス対決はあるが、こちらはからだを使った試合。いったいアジラスはどのくらい正確に相手からの球を捉え、どのくらい速く打ち返すのだろうか。試合はオンラインでも中継されるという。

プロモーション・ビデオは、かなり期待をそそるつくりである。


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