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インテューイティブ・サージカル社の苦境

インテューイティブ・サージカル社は、ロボット会社のホープとされてきた。

ロボット研究からスピンアウトして創設された同社は、手術ロボット「ダヴィンチ」を開発。その非侵襲的な利点が多くの病院で認められて、利用が広まっていたのだ。ダヴィンチが用いられる手術の種類も前立腺がんから、子宮がん、胆嚢摘出、子宮摘出などに拡大していった。

ダヴィンチの値段は1台あたり230万ドルと高価だが、同社の売上は10年間に1500%増え、株価は3000%高まった。そんな同社は、ロボット業界ではビジネス・モデルの成功例として、そして医療業界では先端的なテクノロジーの導入を支える例としてよく取り上げられる存在だったのだ。

ところが、同社は昨年からさまざまな障害に直面している。

インテューイティブ・サージカル社のサイトより

手術ロボット、ダヴィンチ(http://www.intuitivesurgical.com/より)

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<イベント・レポート> 家事ロボットはいつ来るのか?

去る3月10日、サンフランシスコのコモンウェルス・クラブで、『ロージーはまだ来ないの? パーソナル・ロボットの現状』というパネル・ディスカッションが開かれた。これは、同クラブで開かれている「21世紀のロボティクス・シリーズ」のひとつで、現在のロボット技術をさまざまな観点から話し合おうというものだ。

タイトルのロージーは、1960年代に放映が始まったテレビ漫画『ジェットソンズ』に登場した家事ロボット。それ以来、人々はロージーが来る日を待ちわびているというのに、一体いつになったらやってくるのだ、というのが、このパネル・ディスカッションのテーマだ。ポイントとなる発言を紹介しておこう。

パネル・ディスカッションの様子。左からアッカーマン氏、アビール氏、ワイズ氏、オーゲンブラウン氏

パネル・ディスカッションの様子。左からアッカーマン氏、アビール氏、ワイズ氏、オーゲンブラウン氏

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美しい文字を書き、絵を描くオートマートン

カテゴリー: ニュース

日本にはからくり人形があったが、ヨーロッパにはオートマートン(自動人形)があった。フィラデルフィアにある博物館、フランクリン・インスティテュートのコレクションにあるオートマートンを、CNNが何点か紹介している

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テレプレゼンス・ロボットは、本当のロボットか

ロボット業界の動向に詳しいフランク・トービー氏が、最近よく見かけるテレプレゼンス・ロボットやダ・ヴィンチのような手術ロボット、そして適応型クルーズ・コントロール付きの車は、本当のロボットなのかと、『ロボハブ』で問いかけている

本物のロボットはまだ来ないが、そこへ確実に向かっている(http://robohub.org/より)

本物のロボットはまだ来ないが、そこへ確実に向かっている(http://robohub.org/より)

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「イノロボ(INNOROBO)」会議で選ばれているスタートアップ5社

現在、フランスのリヨンで、サービス・ロボットと産業ロボットの会議および展示会の「イノロボ(INNOROBO)2014」が開催中だ。

このサイトに会場の様子を撮ったビデオがアップされている。フランス語なので何を話しているのかはよくわからないものの、いくつかのロボットは見える。

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「不気味の谷」を超えるための、ちょっとした動作

3月初めにドイツのビーレフェルトで開かれたヒューマン・コンピュータ・インタラクション会議(HRI 2014)では、人間がロボットを受け入れやすくなるようなしかけを模索する研究がいくつか発表された。ロボットの不自然さをちょっとした振る舞いでカバーし、人がロボットに感じる不気味さを超えようとするものだ。『ニュー・サイエンティスト』が伝えている

ロボットやバーチャル・エージェントでは、視線の動きが相手を自然なきもちにさせる(http://hci.cs.wisc.edu/projects/gaze/より)

ロボットやバーチャル・エージェントでは、視線の動きが相手を自然な気持ちにさせる。ショーン・アンドリスト氏らの研究(http://hci.cs.wisc.edu/projects/gaze/より)

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うちのお掃除ロボットは、このように動きます

アイロボット社と並ぶお掃除ロボットの開発メーカー、ニート社が、新型製品「ボットバック(BotVac)」を発表した。

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ロボッツラブがSXSWの教育スタートアップ賞で優勝

ロボット教材を学校に供給するスタートアップ、ロボッツラブが、SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)LAUNCHeduで優勝した。

ロボッツラブのボックス入り教材セット。価格は3500~3999ドル(http://www.robotslab.com/より)

ロボッツラブのボックス入り教材セット。価格は3500~3999ドル(http://www.robotslab.com/より)

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オライリーの新しい会議は、ロボットも含めた『ソリッドコン(Solidcon)』

テクノロジー関連出版社で、次々と興味深い会議も開催するオライリー・メディアが、5月21〜22日に『ソリッドコン』を開催する。

Robot - solidcon

ソリッドとは「固まり」の意。つまりハードウェアだ。オライリーが推進してきたメーカー・ムーブメントに加え、昨今話題のウェアラブル、モノのインターネット化、そしてロボットがテーマとして含まれるようだ。

ロドニー・ブルックスが基調講演を行い、その他にもMITメディアラボ関係者や、デザイン会社IDEO関係者らが参加する模様。グーグルに買収されたボット&ドリー社のプレゼンテーションもある。

アメリカのオートメーションの歴史

『デザイン・ニュース」誌に、アメリカのオートメーションの歴史を追ったスライド・ショーが掲載されている

1970年に初めて認可された特許のひとつ、自動小麦製粉機(http://www.designnews.com/より)

1970年に初めて認可された特許のひとつ、自動小麦製粉機(http://www.designnews.com/より)

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