フェッチ・ロボティクス社誕生。元アンバウンデッド・ロボティクス社のメンバーがコアに。
可愛いモバイル・マニピュレーターのUBR-1を発表しながら会社が閉鎖されたアンバウンデッド・ロボティクス社のメンバーが中心となって、新しいロボット会社が生まれた。フェッチ・ロボティクス社だ。
可愛いモバイル・マニピュレーターのUBR-1を発表しながら会社が閉鎖されたアンバウンデッド・ロボティクス社のメンバーが中心となって、新しいロボット会社が生まれた。フェッチ・ロボティクス社だ。
ロボット業界の動向に詳しく、現在調査会社ABIリサーチのロボット部門実務ディレクターであるダン・キャラ氏が、ブログでアンバウンデッド・ロボティクス社閉鎖に関する考察を書いている。
それによると、同氏も、会社を創設して製品まで発表しているのに、それに先立って資金を調達できないという条件があったというのは腑に落ちないとしている。他に何らかの理由があるのだろうということだ。
その上で、いくつかの説を挙げている。
新しいプラットフォーム・ロボット「UBR-1」が注目を集めていたアンバウンデッド・ロボティクス社が、閉鎖されるという話。すでにご存知の方も多いと思うが、『IEEEスペクトラム』が伝えた。
これによると、「ウィロー・ガレージとのスピンオフ契約が理由で、シリーズAの投資資金調達ができない」とのこと。UBR-1の生産がようやく始まることになっており、また同社CEOのメロニー・ワイズはロボット界で注目される一人に選ばれたところだった。
スタートアップならば、シリーズAの投資資金を集めるのは死活問題。これが集められないということは、ウィロー・ガレージが100%の所有権を保持しようとしているのか、それとも外部からの資金調達について難しい条件を提示しているのかだろう。
ただ、閉鎖というには、同社のウェブサイトがまだ残っているのがおかしい。消えたのは、「About Us」(わが社について)のページのみ。ロボニュースの記憶では、ここには4人の共同創業者の紹介があったはずだ。ここだけ消えて、残りすべては同じ。一見したところでは、まだ注文を受け付けているようにも見える。
数々のスピンオフ企業を出したウィロー・ガレージ。その最後のスピンオフがアンバウンデッド・ロボティクス社だ。創業者4人は、すべてウィロー・ガレージの出身者。そのたった4人が、1年足らずの間に1本アームのロボットUBR-1(ユーバー・ワン)を開発して、関係者を驚かせた。同社のオフィスを訪ねて、今後の計画などについて聞いた。(UBR-1発表時の参考記事はここに。)
話題のロボットUBR-1について、『IEEEスペクトラム』誌が開発者のインタビューを掲載している。UBR-1は、ウィロー・ガレージの最後のスピンオフであるアンバウンデッド・ロボティクス社(創設2013年1月)が先頃発表したもの。インタビューには、同社のメロニー・ワイズ(CEO)、マイケル・ファーガソン(CTO)、デレク・キング(主任システムズ・エンジニア)、エリック・ディーア(主任機械エンジニア)が答えている。その抄訳をお届けしよう。
ロボット界でよく知られる研究者・経営者のメロニー・ワイズ氏が、アジリティー・ロボティクス社(Agility Robotics)のCTOに就任した。
アジリティーは最近、資金調達、製品開発、市場展開の各面で活気を帯びており、経営層の充実を図っている。ワイズ氏の参加による今後の拡大が楽しみなところだ。
続きを読むフェッチ・ロボティクス社は、さる6月にソフトバンクなどから2000万ドルのシリーズA投資を受けたことで、日本でもよく知られる存在になっていることだろう。
創業チームは元ウィロー・ガレージ社出身。同社のスピンアウトのアンバウンデッド・ロボティクス社を2013年に創業し、あっという間にUBR-1というロボットを開発して世間を驚かせた(ロボニュースのアンバウンデッド・ロボティクス社のインタビューはここに)。ところが、IPに関する問題で資金調達を行うことができなかったとして、2014年夏に泣く泣く閉鎖となった。
その後2014年秋に、同じチームが中心となってフェッチ・ロボティクス社を設立。またもやあっという間にロボットを発表したのが2015年4月末だ。しかも、ロボットはフェッチ(Fetch)とフライト(Freight)の2種類である。配送センターや倉庫でのピッキング作業をサポートするロボットとして位置づけられている。
ロボニュースは、5月初めにフェッチ・ロボティクス社を訪れ、CEOのメロニー・ワイズ氏を取材していた。またもや遅ればせながら、インタビュー記事をお送りする。尚、内容はインタビュー当時のもの。最近アップデートのコメントをひとことだけもらったので、それは最終回の<その3>でご紹介したい。
ロボット業界におけるソフトバンクの存在がますます大きくなりそうだ。同社がアメリカのスタートアップ、フェッチ・ロボティクス社に2000万ドル(約24億5700万円)を投資するという。同社のプレスリリースによる。
モバイル・マニピュレーターの市場が少しずつ賑やかになってきた。スペインのロボット開発会社パル・ロボティクス社が、「ティアゴ(Tiago)」を発表した。『IEEEスペクトラム』が伝えている。
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