インテルがローンチした、ソーシャルにつくる3Dロボット
インテルにはフューチャリストという肩書きの社員がいる。10年以上先の未来の生活はどうなっているのかを予測して、そのフィードバックをインテルの開発者に伝えるのが仕事である。未来を予測するために、SF小説のシナリオづくりの手法を利用したりもする。
そのフューチャリストのひとりである、ブライアン・デビッド・ジョンソンが、オープンソースで開発するロボット・プロジェクト「21世紀ロボット・プロジェクト」を発表した。
このプロジェクトでは、3Dプリントできるロボットのファイルとキットを共有、そこにさまざまな開発者がかたちやアプリに自分で手を加えていく。
キットの中味はまだ発表されていないが、プロセッサー、メモリー、サーボモーター、パワーパックなどと予想されている。発表は来年5月の予定。500〜1000ドルの価格を目指しており、現在よりもロボット作りを格段と安くすることも目標だ。
ジョンソンは、ロボットの機能を「パーソナル・ロボットとして、コンパニオンになったり、毎日の薬を飲むようにリマインドしてくれるヘルパーになったりすることも可能」と語っている。開発者らはこのロボット、ジミーの手を見て、何かを掴ませたりすることもできそうとしている。どんなロボットになるのか、可能性は広い。