ロボット化する住居?
最近よく耳にするのは、「マイクロ・アパートメント」ということば。ニューヨークやサンフランシスコなどの都市部では住居費が高騰して、住めない人々が多くなっている。そこで解決策として出てきているのが、これまでにない極小のアパートである。
オリ・システムズは、そんなマイクロ・アパートメントの空間を最大限に利用するためのロボット・システムを開発している。その最新版が発表され、現在予約販売中だ。
同社のシステムは以前から開発が伝えられていたが、このたびデザイン会社のフューズ・プロジェクトが関わった最終製品版が発表になった。フューズ・プロジェクトは、最近ロボットのデザインにいろいろ関わっている。
このロボット・システムを導入すると、350平方スクウェア(32.5平方メートル)のアパートが600平方スクウェア(55.7平方メートル)もの広さがあるように活用でき、狭い場所に家具を詰め込むことなく、ボタンひとつで空間を変貌させられる。
オリ・システムズの名前は、「折り紙」からとったものとのこと。創業者のハシア・ラレア氏はMITメディアラボの出身者で、オリ・システムズは2017年に正式に設立されたようだ。
こういう考え方があったか! という製品。住居は今後ロボット化するという兆しかもしれない。