アンキが新しいロボットを発表。10月発売

AIを搭載したレースカー・ゲームで人気となったアンキ・オーバードライブ社が、新しいロボットを発表した。ピクサー映画のWALL-E(ウォリー)のようだと評判になっている。

小さなブルドーザーのようなコズモ。(https://anki.com/en-usより)

小さなブルドーザーのようなコズモ。(https://anki.com/en-usより)

コズモは、ロボット本来のキャラクターを盛り込んだ製品とのことで、顔の表情が変わり、面白い声を発し、そして充電している時にはいびきまでかく。

アンキ社は、もともとカーネギー・メロン大学でロボット博士号をとった卒業生3人が共同創業した会社だが、コズモの開発にはアニメーターやサウンド・エンジニアなど、これまでにない人材が関わったという。

価格は179.99ドルと高め(予約販売では159.99ドル)。センサー付きのブロックがついており、これを動かして遊んだりできる。アンキが開発した感情エンジンによって、喜んだり、勇敢になったり、自信ありげになったりといった表現が可能。

また、顔面認識機能で相手を区別し、次第に相手に合わせた動きや表情をするようだ。

『ザ・バージ』によると、いきなりつかみ上げると怒ったりし、また反応がランダムで予期できないという。

『IEEEスペクトラム』は、まだ製品の詳細がよくわからないとして、感情を持つロボットというアピールは消費者を期待させ過ぎるのではないかと警告している。かつてこの手のもので成功したのは、たまごっちやファービーだったが、いずれも価格が安かったのも人気を後押しした。

さて、大ヒットになるかどうか。楽しみである。それにしても、この秋は家庭用ロボットの出荷ラッシュになりそうだ。

下は、アンキのメイキング・ビデオ。

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