「ケア・オー・ボット4」登場。さあ、このロボットはどんなことをしてくれるのか
ドイツの研究所フラウンホーファーで開発されてきたケア・オー・ロボット(Care-O-bot)が、6年ぶりにアップデートされた。『ギズマグ』が伝えている。
ケア・オー・ボットは、パーソナル・ロボットやサービス・ロボットとの位置づけで、可動式アームという構成だ。
ただ、第3世代と比べて今回のケア・オー・ロボット4は、アームが2本あり全体で31軸となっているという。2008年に発表された第3世代は自由度が20、アームは1本。飲み物を運んだり、緊急電話をかけたり、ビデオ・コンファレンスをホストできたりしたが、見かけが素っ気なかった。
ケア・オー・ボット4は、球体ジョイントを利用したことで動きもエレガントになり、走行速度も速いようだ。また、タッチスクリーンからの操作以外にも、ジェスチャー、音、音声での入力も可能。アームにはレーザー・ポインターも仕組まれているという。ユーザーの感情も認識できるようだ。
製作コストを低く抑えるため指はなく、材料もシートメタルを多用。センサーもキネクトを利用している。全体は6つのモデュールから構成されていて、必要に応じてアームの数、センサーの数や種類などを組み合わせることができるようになっている。バッテリーの持続時間は3〜5時間。
用途としては、家庭用ロボット、病院でのアシスタント、空港や店舗での案内ロボット、ホテルでの荷物運搬ロボットなどとして使えそうという。
価格は間もなく発表されるが、各モデュールは今年いっぱいかかって順に製造されていく予定。