サイファイ・ワークス社が、手のひらに載る極小ドローンを開発中
軍事用偵察ドローンを開発するサイファイ・ワークス社が、とても小さいドローンを開発していると『IEEEスペクトラム』が伝えている。
この「ポケット・フライアー」という名前がついたドローンは重量80グラムで、2時間の連続飛行をこなし、その間高解像度のビデオ画像を送信し続ける。同社の他のドローンと同様、特製のフィラメントが接続されて、電気供給と通信を担っている。フィラメントは76メートル長で、ドローン側で収納されているという。
無線のドローンは、もちろん数10分以上連続飛行できないばかりか、「通信妨害されてコントロールを失うこともある」と、サイファイ・ワークス社CEOのヘレン・グレイナー氏は語っている。その問題を解決した上、持ち運びしやすいドローンが欲しいという要望に応えたという。
キャリーケースの中には、ベースステーションも納められ、これごと軍ユニフォームのカーゴパンツのポケットに入る大きさ。本当に小さいが、下のプロトタイプ飛行のビデオを見ると、音は大きい……。