ルンバ風ロボットが、設計図面を床にプリントする
お掃除ロボットのルンバは、ロボット開発者にいろいろなイマジネーションを沸かせるようだ。韓国の建築家、ハン・スク・ナム氏はプリンターを内蔵したルンバ風のロボットで、建設現場で床に図面を描くアーキボットを開発した。『アーキ・デイリー』が伝えている。
アーキボットは、空間をスキャンした後に、あらかじめ取り込んだCAD図面に従って図面をプリントする。部屋を分けるパーティションやドアの位置などをきっちりと記すのに使える技術だ。
これまでこの手の作業は、手にメジャーや定規を持った職人が行っており、時間もかかる上、エラーも多かった。それがアーキボットによって自動的に、そして正確に達成されるわけだ。アーキボットのプリント・カートリッジは中でスライドしながら、定められた線を描き、曲線も難なくこなすようだ。
ナム氏はすでに特許を取得。現在は、アーキボットの精度を上げるために技術専門家らと話し合いを続け、また製造に際して知識を持った企業を探しているところという。