エアバス社でネクステージが活躍
航空機メーカー、エアバス社のプレスリリースが、同社のスペインの工場に川田工業のコーロボット、ネクステージを導入したと伝えている。
これによると、エアバス社では研究技術プロジェクト「FUTURASSY(ヒューチャラシー)」を推進中。この下でアッセンブリー作業にロボットを利用し、人間の作業員がもっと高度なタスクにつけるように計画しているという。
「FUTURASSY」プロジェクトには、2つの研究意図があるようだ。
ひとつは、「エアバス・スタンダード・ロボティク・セル」と呼ばれるもので、航空機製造におけるアッセンブリー作業を自動化するために、標準化技術のソリューションを模索。同時にコスト効率化やフレキシブル化、多機能化、自律化を求めるというもの。
もうひとつは、「コラボラティブ・ロボット」プロジェクトで、他の作業員と同じ環境で働き、同じ道具を使える2本のアームのヒューマノイド・ロボットの有効性を考察するもの。
現在、ネクステージはA380機の方向舵部材のアッセンブリー作業に携わり、リベット留め作業を人間の作業員と一緒に行っているという。
調査会社のミリア社によるロボティクス・サイトの『アイリス・プレックス』は、この動きを次のように分析している。
「これまで航空機製造は、機械による自動化よりも人間の手によるクラフト作業が重んじられる現場だったが、それが現在大きく変わっている。エアバス社と同じく、ボーイング社、ボンバーディア社、GKNアエロスペース社なども、ロボットによる自動化に注目している」。
日本製ロボットの活躍は嬉しいニュースだ。