世界初のヒューマノドロボットの製造工場
最近動きが目覚ましいアジリティ・ロボティクス(Agility Robotics)が、世界初のヒューマノイドロボット工場をオレゴン州に建設中だ。同社のプレスリリースが伝えている。
この工場は「RoboFab」と呼ばれ、今年中にオープンする。広さは7万平方フィート(約6503平米)で、エンジニアリングチームの拠点からも近く、最大で年間1万台のロボットの製造が可能になるという。
アジリティは現在、パートナープログラムの下でユーザー企業とヒューマノドロボットの「Digit」の試用をおこなっている。ロジスティクスや製造現場でカゴを移動させたりなどの作業を行うが、同社は人間と並んで仕事ができることを売りとしている。RoboFabでは500人の新規雇用が見込まれ、さらにDigitも作業に加わるという。
パートナー企業向けのDigitの出荷予定は2024年、その後2025年から本格的な出荷を行う計画だ。およそ100年前に自動車製造工場ができて自動車があまねく社会に行き渡ったように、この工場はヒューマノドロボットが社会に浸透する大きなきっかけとなると、同社は期待している。同社はDigitが人間社会で汎用ロボットになることを想定して開発を進めている。
RoboFabのビデオはこれ: