3Dプリントで、動くロボットができる時代に

最近は、3Dプリンティングでかなり精巧なしくみをプリントできるようになっているが、驚いたことに動くロボットもプリントアウトできるらしい。MITのコンピュータ科学および人工知能ラボ(CSAIL)での研究を『クォーツ』が伝えている

こんな精巧なロボットがプリント可能(https://www.csail.mit.edu/より)

こんな精巧なロボットがプリント可能(https://www.csail.mit.edu/より)

これは、複数の素材がプリントできるストラタシズ社のObjet260 Connex を使い、研究者たちがハックして液体もプリントできるようにした結果だ。1回のプリントで液体を内部に含むチューブもプリントするが、その際特殊なUVライトをあててあてて固形素材部分だけを処理し、液体をそのままに保つという。そうして油圧のシステムがプリントされる。

でき上がったロボットはバッテリーにつなぐだけで、蛇腹部分が伸縮して6本足で歩き始める。下のビデオでは、ロボットの他にもソフト・グリッパーなどがプリント可能なことを見せている。

動くロボットがプリントできるとは。『ワシントンポスト』紙によると、このプリントアウトには22時間かかったという。また、研究者たちがハックした3Dプリンターの価格は10万ドル。しかし、しばらくするとその性能も上がり、値段は下がるだろう。そうなると、動くロボットがたくさん生まれそうだ。

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