3本目のアームがあれば? ジョージア工科大学の開発
ドラマーに3本目の腕があれば、どんな演奏ができるだろうか。『IEEEスペクトラム』が、ジョージア工科大学ギル・ワインバーグ教授の研究所で開発したそんなアームについて伝えている。
ワインバーグ教授は、同大学の音楽テクノロジー・センターに所属する。以前も、腕をなくしたドラマーのためのアーム開発を紹介したことがある。
今回は、ドラム演奏をもっと複雑にできるテクノロジーだが、同教授はこの利用は音楽だけに限らないと述べている。音楽がタイミングやリズムを持つので、こうしたロボット・テクノロジーを開発するのに向いているが、たとえば手術をする外科医や機械修理をする技師にも応用ができるはずという。
ビデオのドラマーは、EEG(脳波)を読み取るヘッドバンドを付けているものの、今のところはあまり使われていないとのこと。ただ、いずれドラマーがリズムや楽器を変えたいと思った時に、脳波のパターンから自動的に認識して対応するようにさせたいそうだ。
『IEEEスペクトラム』は、2014年にMITで開発されたこんなアームも紹介していた。
「ネコの手も借りたい」という表現は、こんなサイボーグなしくみによってそのうち使われなくなるかもしれない。