ドローンのノーフライ・ゾーンが登録できるサイト登場
個人が、自宅回りをホビイストのドローンが飛ばないように登録できるサイトがある。『テッククランチ』が伝えている。
このサイト「ノーフライゾーン(NoFlyZone)』は、現在加盟するドローンメーカー6社のドローンに対してジオフェンスを設定するよう登録できるもの。ドローンのソフトウェアを開発する会社も含まれる。
商用ドローンの飛行規制については、先だってその草案が発表された。また、ホビイストのドローン利用についても、厳しい決まりが設けられている。
それでも、決まりを無視したり操作を謝ったりするホビイストのドローンがいろいろなトラブルを起こしているのは周知のところだ。それ以上に気がかりなのは、ドローンが家の回りを飛んでプライバシーを侵害されることだろう。
このサイトは、そうした心配をあらかじめ避けるために有益なものと言えるのだが、ドローン・メーカーの大手DJI社や3Dロボティクス社が加盟していない。同サイトはこの2社にも働きかけているようだと、テッククランチは述べている。
DJI社は、同社のドローンがホワイトハウスの庭に墜落して、一躍その名前が広く知られることになった。ドローンを操縦していたのは連邦政府職員で、酔っぱらい操縦だったようだ。
『ロボティクス・トレンド』によると、DJI社はその後同社製品のファームウェアをアップデートして、ワシントン上空での飛行ができないように設定したという。ワシントンでは、もともとドローンを飛ばしてはならないことになっているのだが、それをジオフェンスで設定して確実にしようというものだ。
決まりはあっても、いつもそこから逸脱した事件は起こる。できるだけ自衛するのが賢明だ。