「仕立て屋ロボット」の仕事ぶり
見ているだけでおもしろいこのビデオ。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのパーソナル・ロボッツ・グループの学生、アダム・ウィトン氏が開発した「ジッパーボット(Zipperbot)」だ。
同氏は、先頃博士号を取得したばかり。研究は「仕立てロボティクス(Sartorial Robotics)」という分野で、人間とロボットのインタラクションに関わるものという。『マッシャブル』が解説している。
このジッパーボットもただファスナーを開閉しているだけではなく、光学センサーでファスナーの歯を合わせ、モーション・センサーで開閉のタイミングを測っている。たとえば、ファスナーで作られたスカートの場合は、着る人が歩行しやすいようにファスナーを開いたり閉じたりするという。
ウィトン氏は、仕立てロボティクスの将来を見込んで、すでにベータジップ社という会社も設立しているそうだ(インターネット上ではサイトがまだできていない模様)。
いずれファッションと一体化したロボットが、着る人から何かの糸口を得て、服の状態を変えるといったことも可能になるのかもしれない。