放射線濃度を計測する画像テクノロジー

イギリスのコンピュータ画像関連技術開発会社クレアテック社の技術が、福島原発建屋内の放射線濃度を計測するのに使われている。『ファイナンシャル・タイムズ』が報じている

クレアテック社の技術で記録された福島原発建屋内の放射線濃度のマップ(http://www.ft.com/より)

クレアテック社の技術で記録された福島原発建屋内の放射線濃度のマップ(http://www.ft.com/より)

同社の技術N-Visageはカメラに搭載するもので、ロボットにそのカメラを取り付ける。放射線を探知して、その濃度を3Dで表示するというものだ。濃度が高くで人間が入るのには危険な場所を、この技術を装備したドローンやAGV(無人搬送車)送り込むことでより詳細に把握できるという。

同技術を採用したのは、日立GEニュークリア・エナジー社。今回は階段を上っていけるようなロボットにカメラが搭載された。記事によると、クレアテックは重量、スピード、機能の点で目的に最も即したシステムと評価されているようだ。昨年2月から8月の間に、3つの建屋に入った。また、同社は炉心の中まで侵入して画像を記録する業務契約を日本政府と締結したという。

タグ:

Comments are closed.


Copyright © robonews.net