噴火口の中を探索するロボットをNASAが開発

火山国の日本としては、噴火がどんなしくみで起こるのかはよく知りたいところだ。そんな中、NASAジェット推進研究所(JPL)が壁面をよじ登って火道内を計測できるロボットを2種開発した。『テック・タイムズ』が伝えている

ボルケーノボット1。これが火山表面の亀裂から侵入する(http://www.techtimes.com/より)

ボルケーノボット1。これが火山表面の亀裂から侵入する(http://www.techtimes.com/より)

このロボット「ボルケーノボット」には、既存のロボットDROP(Durable Reconnaissance and Observation Platform)の技術を利用し、噴火口の中に入れるようにした。ボルケーノボットは活火山、休火山両方で利用でき、火山表面の亀裂から侵入して内部の3Dマップを作成する。

現在でも噴火のしくみに関するモデルはあるが、それはかなりシンプルなものでしかない。このロボットは、もっと現実に近いモデルを構築する助けになるという。

2種あるうちでボルケーノボット1は、1フィート(約30センチ)長で高さは7インチ(約17.8センチ)以下。すでにハワイで地面下82フィート(約25メートル)まで進んだ。ボルケーノボット2はさらに小型で、もっと深くまで侵入可能という。

地球だけでなく、火星探索にも利用できるロボットとして期待されているようだ。

 

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