ふたの耐久テストを行うロボット。5万回の動作を繰り返す
『ワイアード』が、アメリカの自動車部品メーカー、デルファイ社で耐久テストに導入されているロボットをビデオで紹介している。
このロボットは同社の中国工場で撮影されたもの。運転席の横に取り付けられるコンソールのボタンを押してふたを開け、またふたを閉めるという動作を繰り返している。
納入先の要望によってテスト回数は異なるようで、1万〜5万回この動作を繰り返すという。ビデオは早回しになっているが、実際にはこの作業に最大140時間がかかる。
また、スクリーンのボタンをランダムに次々と押して、画面がフリーズしないかといったようなテストもロボットが行っているようだ。
人間ならばすぐに退屈してしまうこうした作業をロボットが担うのは、道理にかなったことと言えるだろう。それに、ふたの閉め方が非常に繊細。人間の手の動作を真似ているのだろうか。