ビール・ロボットも登場!
地元ビールを作るマイクロ・ブルワリーが話題になったが、それを超える自宅ビール製造のためのビール・ロボットが出て来た。そのうちのひとつ、ピコブリュー社のザイマティックについて『シアトル・タイムズ』が報じている。
ピコブリュー社は、元マイクロソフトのエグゼクティブ、同ハードウェア・アーキテクトと食品科学者らが創設した会社。昨年ザイマティックを発表し、クリスマスまでにクラウド・ファンディングで申し込みのあった400台の出荷を終えようとしているところだ。
サイズはちょっと大きな電子レンジくらい。好みのビールのレシピを選び、穀物とホップをセットしてボタンを押すだけ。4時間あまりで最初のプロセスは終わり、その後ウワート(麦芽汁)にイーストを加えて二次発酵。エール・ビールならば1週間ほどで飲めるようになるらしい。
ただし、すべてが自動というわけではなく、樽を洗ったりする大切な作業はマニュアルで。
レシピは自分で作り替えたり、他のユーザーのレシピを共有したりも可能。ビールのプロセスはスマートフォンやコンピュータでもモニターできるという。
このビール・ロボットは、樽付きで1799ドル。少々高いが、それでも他のビール・ロボットに比べると数100ドル安めとのこと。ピコブリュー社では、エスプレッソ・マシーンが広く受容されているのと同じように広まって欲しいという。たいそうなビール好きならば元が取れるだろうか。