エクソスケルトンにはソフト・ロボット技術を
『ロボビジネス』は、2014年がエクソスケルトン(外骨格)開発には大きな転換期になったと伝えている。
アメリカでは現在、5000万人がさまざまな理由で身体の障害を抱えている。世界銀行によると、世界人口の12%が身体を動かすことに不自由を持つ人々だという。
それに呼応するように、エクソスケルトン開発会社も目立ってきた。障害者のためのエクススケルトン開発のメイン・プレーヤーとして挙げられるのは、以下の各社だ。
しかも、ロボット技術の中に現在「ソフト・ロボット」を目指す開発が多くあり、堅いエクソスケルトンからソフト、 さらにウルトラ・ソフトなエクソスケルトンへと重心が移っているという。
ソフト・エクソスケルトンで言えば、DARPA(国防省高等研究開発局)のプロジェクト『ウォーリア・ウェブ』がよく知られている。こちらは医療関連ではなく兵士用のもので、兵士がけがをすることなく重い荷物を背負って歩き続けられるようにすることが目的だ。
同プロジェクトは、第2段階に入り、ハーバード大学の生物模倣型エンジニアリング研究のためのワイス・インスティテュートのチームが、これまでのチームの研究成果も統合したプロトタイプを開発中だ。
これに関する『テクノロジー・レビュー』の関連記事はここ。ロボニュースでも以前伝えた。