ドローン・ソーシャル・イノベーション賞を、2チームが受賞
ドローン・ユーザーグループ・ネットワークが主催する「ドローン・ソーシャル・イノベーション賞」の受賞者が決定した。『ロボハブ』が伝えている。
同賞は今回が第1回で、ローコストのドローンを社会的な目的のために利用した事例を対象にするもの。受賞したのは、地雷検出プロジェクトとフィリピン被災者救援プロジェクト。2チームは賞金1万ドルを分ける。受賞者は、社会的なインパクトの大きさと、他の地域でも参考にできるかどうかで選ばれた。ドローンのコストも3000ドル以下が規定とされていた。
地雷検出プロジェクトは、現在でも70カ国に埋められているという地雷を、カメラや光学センサーを搭載したドローンで空中から撮影した画像の分析によって検出する。開発したのは、スペインのCAT UAV社だ。
また、フィリピン被災者救援プロジェクトは、リンキング・ザ・ワールドというNPOのグローバルUAVプログラムによるもの。災害が起こってから18時間以内にドローンと撮影、ソフトウェアのパッケージを届け、被災地の様子をすぐさま捉えることができるようにしている。