空港の駐車場で稼働中。気が利くロボット、レイ君
ドイツのデュッセルドルフ空港に、今週からヴァレー駐車をしてくれるロボットが導入されている。『ワシントンポスト』が伝えている。
空港まで運転してきた人が所定の場所で車を降りると、センサーが車のサイズや車輪の位置などを確認。その後このロボット、レイ君がやってきて、車を持ち上げて、自律走行してロボット駐車スペースへ運び、駐車券を発行する。スマートフォンのアプリでやりとりするようだ。
レイ君は複数台導入されているようで、空港内には250ほどのスペースがロボット駐車のために確保されている。レイ君にはレーザー・ナビゲーション・システムとマップのソフトウェアが搭載されており、また駐車場の壁には反射鏡が取り付けられて、レイ君が壁面にぶつかるのを防ぐという。走行は時速6マイル(9.66キロ)。
気が利いているのは、チケットにはフライト情報やバゲージ・クレームの情報も統合されており、利用者が戻って来た際には、駐車場にたどり着く頃にちゃんと所定の位置で自分の車が待っているように運んで来てくれること。フライトが遅れても、それを知っているので大丈夫らしい。
レイ君を開発したのは、ドイツのゼルバ・トランスポート・システムズ社。レイ君を導入すると、駐車場スペースは40%以上も有効利用ができるという。