いよいよ今週開幕。サッカー・ワールドカップのキックオフ続報

今週、ブラジルで開幕するサッカーのワールドカップでは、エクソスケルトンを着用したティーンエージャーがキックオフをすると以前お伝えした。下半身が麻痺しているが、脳信号によってエクソスケルトンを動かし最初のボールを蹴る。

この『ウォーク・アゲイン・プロジェクト』の詳報がいくつか伝えられている。

脳信号でエクソスケルトンを動かしてキックオフ(http://www.theverge.com/yori)

脳信号でエクソスケルトンを動かしてキックオフ(http://www.theverge.com/yori)

下は、コロラド州立大学の機械エンジニアリング学部でのヘルメット研究の模様を記録したもの。かぶるだけで脳信号を捉え、さらに脳にフィードバック信号を送る。素材を検討し、精密な接触を可能にするために3Dプリンターを用いて実験を行った様子がわかる。

また『ザ・ヴァージ』のビデオは、このプロジェクトの中心となっているデューク大学神経工学センターのミゲル・ニコレリス教授のこれまでの研究も紹介している。猿に電極を埋め込み、その脳信号が京都のロボットを動かした様子も見られる。

ニコレリス教授による『ウォーク・アゲイン・プロジェクト』紹介ビデオは、以下。

このプロジェクトには、世界の150人の研究者が関わっているという。いずれ人と人の脳を結んで思いや考え方を伝えることも可能になるという。BMI(ブレーン・マシーン・インターフェイス)は、人間へも拡張されるということだ。キックオフは、そうした研究への大きな一歩となる。

タグ:

Comments are closed.


Copyright © robonews.net