テレプレゼンス・ロボットの意外な写真集

最近は、会議場や展示会場でテレプレゼンス・ロボットを見るのは普通のことになった。通学できない病気の生徒がテレプレゼンスで学校へ来たり、中小企業の経営者が会社に1台置いて、出張中などにこれで出勤するというのも、聞くようになった。テレプレゼンス・ロボットを使うのは、確実に広まりつつあるということだ。

社会の受容度がどのくらい進むかにもよるが、テレプレゼンス・ロボットの利用方法はわれわれが知らないところにまだまだあるだろう。

そこで、テレプレゼンス・ロボットの写真をいろいろ集めてみた。将来の使い方のヒントもあるかもしれないが、単におもしろいというもの。

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最近よく聞くのが、結婚式。ロボットのホビイストが自分のロボットも出席させるという例もあるけれども、このようにテレプレゼンスで遠方の客が参加というケースも見られる。これはニュージーランド出身の花嫁が、アメリカでの結婚式に親戚や友人にテレプレゼンスで来てもらった例。ロボットは一人だが、向こうには何人もの人々が、もうひとつパーティーを開いて参加している。1対1、1対多ではなくて、多対多で、なおかつビデオ会議方式ではなくて、可動がいいという例。

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これも遠からず起こるだろうという。外国や遠方でよさそうな展覧会をやっているのに行けない、という悔しい気持ちはこれで解消できる。コンサート、演劇鑑賞、スポーツ観戦などにも使えるかもしれない。その場には行けないが、せめてリアルタイムで臨場感を味わいたいというケース。

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これは、スータブル・テクノロジーズ社内の写真として紹介されていたもの。そのうちこんな風に、人間よりもロボットの方が多いという職場も出てくるかもしれない。ロボットたちがミーティングにたくさん出てくるというのもある。

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テレプレゼンス・ロボットだからこそ、社内の井戸端会議にも参加できる。ビデオ会議はスイッチを切られたら終わりだが、これならいつも社内を歩き回ることも可能。在宅通勤していても、疎外感は少なくなるだろう。Robot - 5

海外から講師が参加したセミナーという設定の写真。ただのスクリーンに顔が映っているのではなく、講師がこれで歩き回ったりしたら、そこにいるという印象が増す。これまでお高い講師に旅費を出して来てもらっていた講演会は、コストもカットできるだろう。講師側も時間が有効に使える。ただし、現地にやってこないことを失礼と受け取る人はいるかもしれない。それにこの写真は、どうも従順な人々がロボットの言いなりになっているように見えて仕方がない。

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テレプレゼンス・ロボットだって、スクリーンやテレビを見たいだろう、という例。そして、テレプレゼンス・ロボット同士が立ち話をしているという風景も、そのうち見られるだろう。

ひんぱんに利用するようになれば、個性を表現したり、自分の職業を表す洋服を着たりもするだろう。スマホにもケースを付けるように、裸ではイヤだという気持ちになるかもしれない。

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免疫障害などで登校できない生徒にとっては、クラスメートと一緒の空間にいる共有感を味わえる。生徒たちは、テレプレゼンスのクラスメートがいじめにあったりしないよう、みんなで護ることもあるらしい。

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これは、2011年のアップルのイベントの際に、外で並んでいた行列のひとりだそうだ。こんな早くから使っていた人がいるのかという驚きとともに、そう言えばあまり外で使われることは設定されていないと感じたので、掲載。こういう人が町を歩いていてもおかしくない日が、そのうちやってくるだろう。

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こんなことが実現するまでには時間がかかりそうだが、出張中に「うちの犬を散歩につれて行く」ことができたら、どんなにいいだろう。

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運転手つきのテレプレゼンス・ロボット。持ち運びするための工夫も必要だ。

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2010年にマサチューセッツ工科大学メディアラボで、こんなロボットが開発されていた。小型で、首を動かすだけでなく、腕までついていて身振り手振りでおしゃべりする。身体表現豊か。大きいロボットに手を振り回されるとこわいかもしれないが、このくらいのサイズならば可愛らしい。

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フランスでのイオス・レノベーション社開発されたもの。スクリーンが顔のように曲面になっているだけで、ずいぶん印象が違う。頭や顔のどの部分がどの程度映し出されるのか、というのも、重要なポイントかもしれない。

スウェーデンのジラフ社は、高齢者ケアのためのテレプレゼンス・ロボットに特化しているようだ。介護士や家族に対してサービスを提供する。一人暮らしの高齢者のところに、家族がロボットでやってきたり、毎日の薬をちゃんと服用したかどうかを介護士が確かめに来たりする。電話でガミガミ言われるより、ずっとよさそう。

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このたび発売になったアイロボット社の企業用テレプレゼンス・ロボットAva 500。他のテレプレゼンス・ロボットをいろいろ見た後に目にすると、その重厚さに驚く。もうテレプレゼンスのベンツかベントレーか、といったレベル。テレプレゼンス・ロボットも、プレステージや品格がとやかく言われるようになるのだろうか。

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先きごろのTEDの壇上にテレプレゼンス・ロボットで登場したエドワード・スノーデン氏のことは伝えたが、グーグルのセルゲイ・ブリンと並んだこの写真は、その前後に撮られたもののよう。一見楽しげに見えるが、グーグルもNSA(国家安全保障局)に協力していた1社でしたよね? 本人だったら、果たして肩を組めたか……。

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