地震の第一報を伝えたのは、ロボ・ジャーナリスト
米時間3月17日早朝に、ロサンゼルス地域でマグニチュード4.7の地震があった。これを地元新聞『ロサンゼルス・タイムズ』のサイトに最初に伝えたのはロボットだった。『スレート』が報じている。
このロボットは、同紙の記者ケン・シュウェンキ氏が2年前に開発したクウェイクボット。アメリカ地質調査所から警報が発されると、主要なポイントを抽出して記事文面として構成する。
その朝も、揺れで目を覚ましたシュウェンキ氏は、すぐにコンピュータを開き、すでに作成されていた記事を確認して「パブリッシュ(記事発行)」ボタンを押しただけだった。記事には、地震の発生時間、大きさ、震源地、過去10日間の地震の有無などが記されている。
シュウェンキ氏は、ここから町に出かけて行って人々の反応や被害を取材するのは人間の仕事、と言う。ロサンゼルス・タイムズでは、このプログラムを元にして地元地域の殺人速報も自動生成している。