『ファスト・カンパニー』誌が選ぶ、最もイノベーティブなロボット会社10社
ビジネス誌の『ファスト・カンパニー』が、最もイノベーティブなロボット会社10社を選んでいる。家庭用、産業用、軍事用とロボットはいろいろ。
以下がラインアップだ。
1. アイロボット社: 昨年は軍事関連契約から3000万ドルの売上を得た同社は、一般消費者向けロボットでも健闘し、2013年度は5億ドルの売上となった。新しい技術へも600万ドルを投資する。
2. グーグル: 数々の買収で、あっという間にロボット会社に変身。(関連記事はこことここ)
3. タッチ・バイオニクス社: アプリからグリップ・パターンの調節などができる義手を開発。価格は10万ドルと高価だが、ユーザー自身がプログラムでき、メンテナンスにロボット専門家が不要になる。本社はイギリス。
4. ノースロップ・グラマン社: ドローン(無人航空機)を航空母艦から発射、着陸させることに成功。
5. リシンク・ロボティクス社: 2013年のソフトウェア・アップグレードで格段と性能を上げたバクスターは、アメリカの製造現場を変える存在と目される。
6. アキュレー社: 2001年に利用が始まった腫瘍に局所的に放射線照射するロボット。昨年発売された新型M6シリーズは、さらに精密化。
7. リキッド・ロボティクス社: 太陽光や海波エネルギーを利用する海洋ロボットを開発。海上交通や海洋生物のモニタリングなどに使われている。
8. ボッシュ社: 昨年、自動芝刈りロボット「インディゴ」を発売。刈り残しなく並行に芝上を走行し、チャージ後は中断したポイントまで自分で戻るという知能の高い製品。自走車も開発中。
9. キューボティクス社: ソーラーパネルの向きを変えるロボットを開発。モノレールの上を走り続け、太陽の向きにパネルを合わせる。パネル側のモーターが不要になり、投資効率が高まる。
10. プロックス・ダイナミクス社: ノルウェイの小型ドローン開発会社。同社の「ブラック・ホーネット」は15グラム以下という超軽量。軍事目的のほか、調査や救援などでの利用が期待されている。