家庭用ビーム、995ドルで予約販売受付中!

テレプレゼンス・ロボットを開発するスータブル・テクノロジーズ社が、これまでのビームとは違った新製品「ビーム+(プラス)」を発売する。「IEEEスペクトラム」が伝えている

ビーム+は、これまでの製品「ビーム・プロ」と機能的にはほとんど変わらないが、高さがやや低く(135センチ)、ベース部分のデザインが小振りでスマートになっている。何と家庭での利用を対象としており、価格は995ドルとこれまでのテレプレゼンス・ロボットよりずっと安い。ただし、これは最初の1000台の予約販売のための特別価格という。その後は1995ドルと、1000ドルも高くなる。出荷は夏以降の予定。

会社にいるお父さんが、子供部屋をこんな風に覗きに来る? (http://spectrum.ieee.org/より)

出張中のお父さんが、子供部屋をこんな風に覗きに来る? (http://spectrum.ieee.org/より)

現在出ている他のテレプレゼンス・ロボットの価格を比べると、ダブル・ロボティクス社の製品は2500ドルで、別にiPadが必要。エニーボッツ社のQBアヴァターは9700ドル、ヴィーゴ社の製品は5000ドルからだ。操作とコミュニケーションという点で基本的な機能を確実にこなすビーム+の価格はかなりお得、と同記事は語っている。

スータブル・テクノロジーズ社CEOのスコット・ハッサンは、出張中に自宅にいる子供たちをビームで寝かしつけたり起こしたりするというが、この価格ならば同じようなことをしそうな人々はたくさんいるだろう。そろそろタブレットに飽きてきたシリコンバレーの父親たちも、これに飛びつくかも知れない。

なぜこんな低価格で売れるのかについて、同記事はスータブル・テクノロジーズ社がテレプレゼンス・ロボット市場に先手を打って、クラウド上のサービス提供を目論んでいるのはないかと推察している。

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